2024年4月19日金曜日

さすが21世紀。


それにしても、デジタル・テクノロジーはどこまで「進化」するんでしょうか?興味深いと同時に、やはりどこかおそろしくもありますね。

新川です。どうも。


こないだYouTubeで、「AIヴォーカル」の最新ソフトウェアを紹介する動画をたまたま観たんですけど、いや、ビックリしましたね。「えーっ、今そんなことまでできちゃうの?」と。

思えば2000年代に「VOCALOID・初音ミク」が登場したとき・・・まぁ、好きか嫌いかはさておき(笑)、スゴい技術が開発されたもんだと思いましたよ。とうとう人間の歌声を「打ち込み」で再現できるようになったわけですから。

ただ如何せん、その「歌声」は違和感全開で(笑)。明らかにロボットが歌ってるようにしか聴こえなかったんですよね。なので「まぁ、これぐらいが機械の限界なんだろう」とか思って、それっきり「打ち込みヴォーカル」の分野に関心を持つことはなかったんです。

でもその後、ぼくの知らない間に打ち込みヴォーカルは飛躍的な進化を遂げていたんですね。件の動画を観たら、もはや生身の人間が歌ってるのとほとんど変わらないくらいリアルな歌声を再現できちゃってるんですよ。

今では「AIヴォーカル」とも呼ばれるように、やっぱりAI技術の導入で膨大な情報処理が可能になったおかげなんでしょうね。言葉の発音も自然だし、かなり細かいニュアンスまでカンタンな操作で設定できるようになってて・・・。

今さらながら「初音ミク」は、もう遠い過去の存在であることを知りました(笑)。


最近、ビリー・アイリッシュとか海外の人気アーティストたちが、「AI技術を用いて作られた一部の音楽」は、アーティストの創造性や著作権を侵害するものだと抗議する声明を出したそうですね。

その記事を読んで初めて知ったんですけど、今は人気アーティストの歌声を「学習」したAIヴォーカルによるニセモノの楽曲が横行してるんですって?それこそアメリカでは、無名のクリエイターがドレイクとザ・ウィークエンドの「声」を使って勝手に作った「架空のコラボ曲」が、まさかの大ヒットしちゃったなんてことまであったそうじゃないですか。だから件の抗議声明は、そういった行為に対するものだったわけですけど・・・いやはや。

そんな時代になっていたなんて、おじさんちっとも知らなかった(笑)。なんかもうSFみたいな世の中ですね。さすが21世紀(笑)。


それではまた。