2026年7月10日金曜日

録り鉄。


駅のホームで流れるアナウンスを録音している不思議なひとは、「録り鉄」と呼ばれる鉄道マニアだそうですね。

新川です。どうも。


「録り鉄」って聞くと、なんか焼き鳥屋を思い出しますけど(笑)。じゃあ、録音するのが好きな貴族は「録り貴族」?(笑)。

でも、ぼくもときどき見かける「録り鉄」って、なぜか少年であることが多い気がするんですけど、たまたまですかね?いや、こないだも中学生くらいの男の子の「録り鉄」を見かけたんですよ。こう、ヘッドフォンして、マイクを取り付けた竿みたいなやつ持ってね。駅の天井のスピーカーから流れるアナウンスを、直立不動&無表情で録音してるわけ。

それを見て、「いったいこの少年は、どういう経緯でこういう趣味を持つに至ったんだろう?」と思って(笑)。

たとえば「乗り物」としての鉄道の魅力だったら、素人のぼくにもある程度理解はできますよ。デザインの美しさとか機械のカッコ良さに惹かれる感覚は、よくわかりますから。

でも、駅のアナウンスを録音して楽しむっていうのは、ちょっと・・・(笑)。やっぱりそこは、マニアしか到達できない領域ですよね。ほんと世の中、いろんなひとがいるもんです。


でも、そんな「録り鉄」に、ぼくは深い共感を覚えてもいるんです。

まず、対象は違っても世間一般のひとが興味を持たないことに興味を持つという点でぼくと録り鉄は明らかに同類ですし(笑)、「一人で録音する」という孤独な行為を趣味にしてるとこも一緒です(笑)。

加えて録り鉄たちの敬愛すべきところは、一般的には奇異に見えるその行いを、大勢のひとの視線に晒されながら正々堂々とやっていることです。

これってつまり、自分の「好き」を追求するためなら他人にどう思われたってかまわないっていう、完全に「ロック」な姿勢ですよね。最高(笑)。「録り鉄」ってロックなんですよ。それこそ周囲に媚びてばっかりいるような、そこらへんのヘタなロックミュージシャンなんかより、録り鉄のほうが遥かにロックです。


そう考えると録り鉄たちの、直立不動&無表情でマイクを掲げているあのポーズは「反体制・反権力」の意思表示にも思えてきますね(笑)。なんなら実はあれ、アナウンスを録音してるんじゃなくて、ヘッドフォンで70年代パンクとかを聴いてるのかもしれない(笑)。ああいうシチュエーションで聴くと、よりテンション上がるんでしょうね。こないだ見かけた少年も、本当は爆音でクラッシュやピストルズを聴いてたのかもしれない。アツいなぁ。でも、それはもはや鉄道マニアじゃなくて、特殊なロックファンか(笑)。


それではまた。