2026年5月29日金曜日

おめでとう、タエコ。


ここ数年、仕事帰りの電車の中でよく見かける女の子がいて。

勝手に「サエないOL・タエコ」って名付けてるんだけど(笑)。

新川です。どうも。


いや、ぼく、通勤・帰宅時間によく見かけるひとに、そうやってテキトーな名前付けてんですよ(笑)。もう、見た目のイメージだけで。「ホストのツカサ」とか「妖女ゴーゴン」とか(笑)。

で、その中の一人が「サエないOL・タエコ」なんだけど、まぁ、なんとなくそんな感じの女の子なんです。失礼ですけど(笑)。

小柄で、愛嬌のある可愛らしい顔つきをしてはいるんですよ。それでいて清潔感のある落ち着いた佇まいは、いかにも仕事帰りのOLといった感じなんです。ただ、服装も髪型も昭和の事務員さんみたいに地味で、陰キャ・オーラ全開(笑)。いつも疲れた目をして、ぼんやりスマホを見ててね。

年齢は20代後半か、あるいはもう30を越えてるかもしれないけど、彼女の手に指輪の類の装飾品が見受けられたことはないので、まだ独身と見て間違いないでしょう(おそらくそのことで彼女の両親は気を揉んでいるはず)。


そんな「サエないOL・タエコ」を目にするようになったのは、たしかコロナ禍のときからだったと思うんで、もうけっこう長いんですよね。でもその間タエコの様子が変わったことは一度もないので(彼女は今もマスクを外しません)、もう5年以上彼女はサエない日々を送っていることになります(笑)。

だから、ぼくもだんだん心配になってきちゃって(笑)。疲れた目をしたタエコを見かけるたびに「この子はずーっとこのままなのかなぁ」なんて。


ところが先日。

ここしばらく姿を見ていなかったタエコと、また帰りの電車で乗り合わせたんです。混んだ車内に乗り込んで吊り革につかまったら、ちょうどぼくの目の前の座席に彼女が座ってて。

で、久しぶりにタエコを見たなと思ったら、なんだか彼女の雰囲気がいつもと違ったんですよ。いつもの疲れた目をしてなくて、何かいいことがあったひとみたいなポジティブなバイブスを彼女から感じたんです。

で、「あれ?タエコ、なんか変わった?」と思った次の瞬間、ぼくは気づきました。

スマホを持つ彼女の左手の薬指に、綺麗な金色の指輪が輝いてたんです。「あ、タエコ、結婚したんだ・・・」と思って。

あの、もう、感動しちゃった(笑)。長い間サエない人生を送ってたタエコが、やっと幸せをつかんだんだと思ったらジ~ンとしちゃって。

「おめでとう、タエコ」と、心の中で祝福しましたよ。まぁ、彼女のバックグラウンドに関しては全部ぼくの妄想ですけど(笑)、でも本当に良かったと思います。


それではまた。