2026年6月12日金曜日

何言ってるかわかんないです。


『エクソシスト』(1973)と並ぶ70年代オカルト映画の金字塔『オーメン』(1976)を何十年かぶりに観直しました。なぜ今?って感じですけど(笑)。

新川です。どうも。


いや、その前にアマプラの「あなたへのオススメ」で『オーメン:ザ・ファースト』(2024)っていう『オーメン』の前日譚を描いた映画を観たんですよ。相変わらずそんな映画ばっかオススメされるんですけど(笑)。でもこれがなかなか面白かったんで、オリジナルの『オーメン』もまた観たくなって。

やっぱり傑作でしたね。クラシック名画ならではの間違いない面白さ(なので『オーメン』はもうみなさんもよくご存知の作品というテイで、このあと話を進めさせていただきます)。

ただ、メインキャラクターの一人であるブレナン神父の身勝手な言動には終始イライラしました(笑)。あのダミアンの出生の秘密を知る神父さんですよ。

だって、グレゴリー・ペック演じる主人公の仕事場に突然押しかけて、初対面なのに挨拶もなく、いきなり「時間がありません。すぐにお祓いをしてください。あなたの息子さんは悪魔です!」みたいなこと言うんですよ?無茶苦茶ですよね(笑)。そんなんで話が通じるわけないじゃないですか。

案の定すっかり面食らったグレゴリー・ペックは「・・・すいません神父さん、ちょっと何言ってるかわかんないです」みたいな反応ですよ(笑)。完全なるサンドウィッチマン状態です(笑)。

なのにブレナン神父は、それを無視して「キリストの血を飲みなさい」だの「それしか救われる道はない」だの「あの子の母親は山犬だ」だの、完全にイッちゃってるひととしか思えない話を熱弁して、早々にグレゴリー・ペックが呼んだ警備員にツマミ出されます。「そりゃそう!」と思っちゃった(笑)。


さらに二度目のグレゴリー・ペックとの会見に至っては、開口一番、聖書の一節か何かを暗唱し出すんですよね。「こんな一節をご存知ですか?」みたいな前置きもなく。いきなり。

で、またしてもグレゴリー・ペックは「・・・いや、ちょっと何言ってるかわかんないです」(笑)。まさかの二度目のサンドウィッチマンですよ(笑)。だからこのブレナン神父ってひとは、とにかく説明を端折るんですね。何かを懸命に伝えようとしてるわりに。それがこちらの苛立ちを誘うんです。

そのあとの流れは、前回とまったく同じですよ。依然として話が呑みこめないグレゴリー・ペックにブレナン神父はダミアンの殺害を要求して、激昂したグレゴリー・ペックに「二度と私の前に現れるな」と突き放されてしまいます。


そしてその会見の直後・・・哀れなブレナン神父は、結局悪魔の力によって命を落とすことになるわけですけど(あの有名な、落雷で折れた避雷針に体を貫かれて絶命するという、映画史に残る名シーンです)。

だからこの映画の教訓は、「人に話をするときは、ちゃんと相手にわかるように話しましょう」っていうことですよね(笑)。


それではまた。