2021年2月5日金曜日

雪見だいふく。


ニューアルバム『Street Illusion』のリリースまであと1週間・・・制作を開始したのが2015年の夏だったことを思うと、ようやくここまで来たかという感じです。

新川です。どうも。


でも、さほど感慨深い心持ちでもないんですよねぇ。
何しろあまりに時間をかけ過ぎたので、自分が何をやって来たのか、もうあんまり覚えてないんです。感慨に浸ろうにも記憶がない(笑)。
そんなわけで、精神的には今フラットな状態です。先週アルバムの曲を初公開したときはさすがにドキドキしましたけど、幸いにも好評の声を聞けたので、すっかり安心しちゃって。「もう大丈夫だろう」みたいな。


おかげで今すごいのんびりしちゃってるんですよ(笑)。アルバムリリースの1週間前とは思えない勢いで。
普通のアーティストならレコ発ライブの準備やら何やら、プロモーション関係でバタつくタイミングなんですけど・・・そういうのなんにもしてませんからね(笑)。

ほんとになんにもしてないんですよ。家で寝っ転がって「雪見だいふく」食べてるっていう(笑)、この余裕のカマしっぷり。

だって今回は完全自主リリースなんだもんっ。自分のお金でリリースするんだから何をしようとオイラの自由さ。って、今までだってずいぶん自由にやらせてもらってたんですけどね(笑)。


でもやっぱり、ひとのレーベルから作品をリリースすると、どうしても「相手にお金を出してもらっている」ってことが負い目になっちゃうんですよ。

たとえばぼくの場合だと、今までは高橋健太郎さんやLampのみんなが、ぼくのアルバムを世に出すために、自分たちのお金をやりくりして、いろいろがんばってくれたわけです。そうなると、やっぱりこっちも「雪見だいふく食ってる場合じゃねぇな」っていう(笑)、そういう意識が常に働くんですよね。

それがヤだったわけじゃないんですよ?ひとつの目標に向かって仲間と行動を共にするのは、何より幸せなことですから。


でも今回みたいに、一人っきりだけど、そのぶん誰にも気を使わなくていいというのも悪くありません。
気の進まないことはやらなくていい。堂々とやらなくていい。この気楽さですよね。これはこれで最高(笑)。で、こういう形でリリースするってことが、なんだか作品にも相応しいような気がしてます。

だって、ここまで好き放題時間を使ってマイペースに作ったアルバムですもん。リリースするときだって、この際好きにやらしてよ(笑)。

1回くらい、全部自由にやってみたっていいじゃないですか。その結果アルバムが大コケしても、悔いはありません。だから堂々と雪見だいふく食べます(笑)。


それではまた。