2023年4月28日金曜日

新しい音楽を作る。


ところでぼくの新しいアルバムの制作状況なんですが、順調にいけば今年いっぱいで完成。来年にはリリースできるかも。です。「順調にいけば」ね。

新川です。どうも。


まぁ、少なくとも今回は前2作を作っていたときのように「これ、いつ完成するんだろう・・・」みたいな状態には陥ってません(笑)。たぶん、収録曲を先に全部書き上げてしまったからでしょうね。レコーディングの進め方も、全ての曲を並行して少しずつ形にしていくやり方に変えましたし。たとえば、作業中の曲が煮詰まってしまったら別の曲に手をつけたりとか。

だから要は、ごく一般的なアルバム・レコーディングのスタイルですよ。このほうが効率がいいんだってことにようやく気づきました(笑)。今まではずっと、ライティングからミックスダウンまで1曲ずつ完成させていくやり方でアルバムを作ってましたからね(これじゃあ、終わりが見えなくて当然なんです)。


それからもうひとつ、今回制作時間を短縮できた意外な理由があって、それは制作のテーマとして「新しい音楽を作る」という目標を掲げたことです。

「そんなハードル高い目標じゃ、余計に時間がかかりそうだけど?」と思うでしょ。ぼくもそう思ってたんです。ところがどっこい、これはラク(笑)。

これまでもぼくは「自分が作ったことのない音楽に挑戦する」という形で、いろんなタイプのアルバムを作ってきましたけど、それらは「80年代ポップス」とか「ヒップホップ」とか、全て既存の音楽ジャンルだったんですよね。でもそれって逆にすごく大変で、すでに確立されたジャンルのマナーを研究し、自分なりに消化するまでにエラい時間がかかるんです。

でも今回は「新しい音楽を作る」ということにしたので、マナーもルールも、全てはぼくの勝手です(笑)。おかげで、これまで「お勉強」に費やしていた膨大な時間が省けたわけ。

だからもう、遊びながら作ってるようなもんですよ。小さいころ、お絵描きの時間に「今日はみんなの好きなものを描いてみましょう」って言われたときみたいな、あの自由な感じ。クレヨンでグルグル~って、もう前衛絵画(笑)。

もちろん、魅力的なポップミュージックとして成立するよう、ちゃんと試行錯誤はしてますけどね。斬新過ぎてついていけないような作品にする気はないので、そこは安心してください(笑)。これまでのぼくの音楽を楽しんでくれたみなさんなら、期待して待っててくれて大丈夫です。


それではまた。