2013年1月26日土曜日

作品の遺伝子。


バイト帰り、ゴミ置き場に捨てられてた扇風機が、冬の夜風でゆるゆる回っているのを見ました。超どよーん。
新川です。どうも。

サッポロビールのCMの奥田民生さんの言葉は、素敵ですね。
中でも、妻夫木聡さんの「世界中にたくさんの曲があるのに、なぜ新しい曲がいつまでも生まれるのか」という、素朴だけれど深い質問に対して、飄々としたイメージの奥田さんが、やや熱を帯びた調子で「そりゃ生むしかないからじゃない。無理矢理にでも」と答えるが印象的です。
これはでも、やっぱり、正解・・・なんでしょうねぇ(笑)。まぁ、正解なんてないんでしょうけれども、モノを作るという行為はきっと生殖本能に関係してるはずですから、そう考えるとやっぱり説得力のあるお答えだと思います。
「子供なんて欲しくない」と思ってても、異性に対してムラムラすることがあるのはどうしようもありません(笑)。同じように「素晴らしい音楽はすでに十分過ぎるくらいあるんだから、この上ぼくが作る必要はない」と、どれだけ思い知っていたとしても、やはり素晴らしい音楽に接すると、もう、どーにもこーにもムラムラ来ちゃうもんです(笑)。「ぐあー、オレもこういうのヤリてぇー」(笑)。
作品にも「遺伝子」って、あるんでしょうね。優良な遺伝子は後世まで生き残ろうとして、ぼくのようなとるに足らないアマチュアミュージシャンも含めて、多くのクリエーターの創作意欲を刺激するんでしょう。
「ムラムラ来ちゃった」ということは(笑)、遺伝子にアピールされたということですよね。「お前さんにそれができるとは思えんが、一応伝えとこう。オレを生かし続けろ」と。上記の奥田さんの言葉には、それに全力で応えようという強い思いが感じられます。カッコイイです。

ではまた。