2024年11月29日金曜日

ポリス。


ひょんなことで思い出したんですけど、ぼくポリスがけっこう好きだったんですよね(バンドのポリスね)。いつしか気持ちが離れてからすっかり忘れてましたが。

新川です。どうも。


それでこないだ久しぶりにポリスのアルバムを聴き返してみたんですけど、いやテンション上がりましたね(笑)。「そうそうコレコレ!」みたいな。なんか旧友に再会したような気分になって、忘れてたことをいろいろ思い出しましたよ。

もっともポリスが活動していた1980年前後のぼくはまだ幼かったんで、18歳くらいになってから後追いで聴き出したんですけどね。

きっかけは、たしか「Roxanne」(ポリスの代表曲のひとつ)のMVをたまたまテレビで見たんですよ。ちなみにその時点では、ポリスっていう名前だけは知ってましたけど「スティングが昔やってたバンド」くらいの認識しかなくて。で、スティングに関してはもう誰もが知ってる超メジャーな大御所白人アーティストでしたから、ひねくれざかりの若者だった当時のぼくにとっては、もちろん興味の対象外(笑)。

でも、「Roxanne」には異常な興奮を覚えたんです。シンプルなスリーピースのバンド編成でありながら、それまで聴いたことがなかった斬新なアレンジの音楽で。

まぁ、それがポリスのトレードマークだったレゲエとロックンロールのミクスチャーだったわけですけど、そういういわゆる「ポストパンク」「ニューウェーブ」の実験的なバンドサウンドを、ぼくはそのとき初めて耳にしたんですよ。「こんなカッコいい音楽があったのか!」と。

で、さっそく「Roxanne」が収録されてるポリスの1stアルバム『Outlandos d’Amour』(1978)のCDを買いまして。まー、よく聴きましたね。

驚いたのは、スティングのベースが無茶苦茶カッコ良かったこと。スティングが優れたベーシストだったことを知らなかったんですね。だから「メジャーな大御所白人アーティストも捨てたもんじゃない」っていうことをそのとき学んで(笑)。

そしてスチュアート・コープランドは、プリンスと高橋幸宏さんに続くぼくの新たな「ドラムの先生」になりました。そのころぼくドラムやってましたからね。それこそ「Roxanne」や「Can’t Stand Losing You」のドラムを完コピしたりして。だからポリスを聴き返してたら、また無性にドラムを叩きたくなりましたよ。

そう考えるとスチュアート・コープランドにも、ぼくけっこうデカい影響受けてるんですよね、ミュージシャンとして。なんと言っても、ドラムはぼくの音楽活動の原点ですから。ヘタだったけど(笑)。


・・・そういえば、スチュアートはスネアドラムにマジックで「FUCK STING」って書いてバシバシ叩いてたって逸話があったけど本当かな(笑)。ポリスはメンバーの仲が悪かったことでも有名ですからね。だからスチュアートのスネアはあんなに音がデカかったっていう(笑)。

実際、4thの『Ghost in the Machine』(1981)のスネアとか、今聴いても強烈ですからね。あれ相当思いっきし叩かないとあの音になんないはずですよ。だからやっぱり「FUCK STING」って書いてあったのかも(笑)、スネアに。「FUCK STING」スネアを使用してのレコーディングだったのかもしれない(笑)。


それではまた。