2025年5月16日金曜日

無意識の創造力。


睡眠中に見る夢を作り出す「無意識」の創造力って、つくづくスゴいなと思います。っていうか、ちょっとおそろしい。

新川です。どうも。


こないだ、友人と雑談をしている夢を見たんですよ。なんかどっかの楽屋だか控え室みたいな場所で。

で、会話の流れでぼくはとあるエピソードを思い出したんで、それを友人に話したんです。「そういえばこんな話知ってる?」って。

で、しばらくその話をしていたら、途中で友人が「あ、それなんか聞いたことある。そのあと、ああなってこうなって・・・っていう話でしょ?」って言い出したんで、ぼくは「そうそう、それそれ。なんだ、知ってたの」って言って・・・。

そこで目が覚めたんです(笑)。もう、ほんと、ただそれだけの夢。それ自体とくに面白くもなければ不思議でもない夢ですよね。

でも、その夢のことを思い返しているときに奇妙なことに気づいたんです。ぼくが夢の中で友人に話していた「とあるエピソード」というのが、実際にはぼくの全然知らない話だったんですよ。「なんだこの話?どっから出てきたんだ?」と。

どういう話だったかはもう忘れちゃったんですけど(笑)、でもとにかく夢の中ではハッキリと「以前どこかで聞いた話」っていう記憶があったんです。だからその記憶を辿りながらぼくはこと細かに話をすることができたし、途中で友人が「話の続き」をしたときも、それが記憶と一致していたから「そうそう」と同意したんです。それくらい明確な記憶だったんです。なのに、現実のぼくの脳内データベースをいくら検索しても、そんな話の記憶どこにもないんですよ(笑)。

だからこれって結局、無意識が作り上げた「架空の記憶」なんですよね。眠ってるあいだにぼくの無意識は、ある架空の話を創作し、なおかつそれを記憶という形でぼくに認識させていたわけです。

そう考えると、そんな複雑なことを自動的にやってしまう「無意識」って、やっぱりどこかおそろしいですよね。


で、改めて無意識と夢の関係についてアレコレ思い巡らせてるうちに気づいたんですけど、これって近年の「自動生成AI」と、それが作った作品に似てるなぁと。

あの技術って、今すごい勢いで進んでるじゃないですか。動画生成AIなんてビックリしますよね。「こんなことできるの!?」みたいな。

とはいえ現段階ではまだ、AIが作ったものってよくできてはいるけど、やっぱりどこか不自然なんですよね。あの不自然さは「夢」の世界に通じるものがある(笑)。

あとメカニズムにおいても、自動生成AIは膨大なデータをもとに、自動的に取捨選択を行い、自動的に編集をし、自動的に作品を作り出すわけでしょ。それって無意識が記憶をもとに「夢」を作り出す作業と同じですよね。

だから無意識と自動生成AIって似てるなぁと・・・まぁ「似てるなぁ」と思ったとこまでで考えが止まってるから、この話は宙ぶらりんのまま終わるんですけど(笑)。

えー、みなさんはこれについてどう思いますか?


それではまた。