よく買い物に行く駅前のスーパーの店内BGMが、最近なぜか90年代シバリのJ-POPになりました。おかげで行くたんびに「うひゃ~」ってなります。
新川です。どうも。
まぁ、だから今40代の我々世代の「懐メロ」ですよね(笑)。もっともぼくは洋楽ファンだったのでJ-POPに思い入れはないんですけど、それでも懐かしい気持ちにはさせられますよ。「うひゃ~、PUFFYかかっとる」みたいな。「うひゃひゃ~!相川七瀬かかっとる!」(笑)。
でも90年代のJ-POPと言えば、なんと言っても小室哲哉さんがプロデュースを手がけたヒット曲の数々ですよね。もうガンガンかかってますよ。安室奈美恵さん、TRF、globe、華原朋美さん・・・。
いや、あのころの小室さんは本当に異常な勢いがあって、「小室哲哉プロデュース」っていうネームバリューだけでCDがバカみたいに売れてたんですよね。だからぼくみたいなヘソ曲がりのガキんちょは「チャラい曲が勢いだけで売れてらぁ」なんて意地悪な見方しかしてなかったわけ(笑)。
でもそんなブームも遠い過去になって、ぼくもオトナになった今、改めて「小室サウンド」聴くとけっこうイイんですよね(笑)。やっぱりヒットしただけのことはあると思うし、ことソングライティングに関しては小室さん一流だなって、今は素直にそう思います。
ただ、肝心の歌手の「歌」は、どれもイマイチ。その感想は昔も今も変わりません。
でもそれは歌手の力量の問題じゃなく、レコーディングの時間が足りなくて「イマイチなテイク」を採用せざるを得なかったせいだと思います。今だとそれがすごくよくわかります。
ぼくも歌録りのときはいつもそうなんだけど、最初の数テイクはヒドいもんですよ。でも何度も何度もテイクを重ねるうちに、着実に良くなっていくんです。
これは全ての歌い手が実感として知ってることだと思うけど、どんな歌もある程度歌い込まないと良くならないんですよ。でも90年代の「小室ファミリー」には、そんな猶予は与えられなかったようですね。小室さんがあまりにも忙し過ぎて。
実際、当時globeのKEIKOさんがテレビで言ってましたけど、スタジオ入って初めて聴かされた曲をその場ですぐ覚えて即レコーディング、っていうのが普通だったみたいですから。だからそんな状況であそこまで歌えてるなら、逆に大したもんです。
・・・でも、華原朋美さんは絶対にもっと時間をかけるべきだった(笑)。歌がヘタな人としか思えないテイクだもん、あれ。もったいないですよ。
というわけで今からでも遅くはありません。華原さん、全部録り直しましょう。
それではまた。