2025年12月12日金曜日

ゲーム・チェンジャー。


XGのシンニード・オコナーことCOCONAさん(誰もそんなこと言ってないけど)。トランスジェンダーの一種とされる「ノンバイナリー」であることと、胸の除去手術をしたことをカミングアウトしましたね。あらまぁ。

新川です。どうも。


でも、あんまり意外性のないニュースではありましたよね。そもそも中性的なキャラで売ってる彼女が、実際にそういうひとだったってわかっただけですから。

ノンバイナリーというのは、昔だったら「性同一性障害」と呼ばれてたやつでしょ。LGBTQへの理解が進んだ現在では、それは決して「障害」ではないということで、こういうポジティブな呼び名が付けられたみたいですけど。

カンタンに言ってしまえば、COCONAさんは「体は女の子。でも心は男の子」なわけですよね。だから女の子として振る舞わなければならないことや、膨らんだ胸を持っていることなんかに強い違和感・・・場合によっては苦痛を感じながら生きてきたんでしょう。

でも、もうそんな苦痛から自分を解放して、ありのままに生きていく決意をしたんですね。『アナと雪の女王』(2013)のエルサみたいに(レリゴ~)。もちろん、素晴らしいことだとぼくは思います。


何を隠そう、ぼく、けっこう好きなんですよ、COCONAちゃん(笑)。いや、前にも話しましたけど、XGが出てくるとどうしても彼女にばっかり目がいっちゃうもんだから、そのうちにだんだんチャーミングに見えてきてね。あと、中性的な魅力があるひとに、もともとぼくは心を惹かれるんです。

っていうか、中性的な魅力が人気のポップスターの系譜って、昔からあるじゃないですか。デヴィッド・ボウイ、マイケル・ジャクソン、プリンス・・・挙げたらキリがないくらい。

もっともその多くは「女性的な男性」で、「男性的な女性」のスターってあんまり思いつかないんですけどね(それこそシンニード・オコナーくらいしか)。


なんででしょうね。わかんないけど、たぶん「男性的な女性」という存在に、多くのひとは魅力より違和感を覚えてしまうからかもしれない。「化粧をした美男」は受け入れられるけど、「坊主頭の美女」には引いてしまう、みたいなさ。そういう感じってあるじゃない?

だから、そういう風潮をCOCONAさんに塗り替えて欲しいですね。でも、なんか実際そうなりそうな気がする。ゲーム・チェンジャーになれると思う、彼女は。やっぱり今までいなかったタイプの魅力的なキャラクターだと思うもん。

というわけで、がんばれ、COCONAちゃん。


それではまた。