2019年10月11日金曜日

自然の摂理。


Apple MusicやSpotifyのことを「サブスクリプションサービス」と言ったり「ストリーミングサービス」と言ったりするけど、どう違うの?
新川です。どうも。

そう思って調べてみたところ(知らなかったのか?と言われてしまいそうですが、ハイ、知らなかったんです)。
まず「サブスクリプション」というのは、定額制の料金システムのこと。「ストリーミング」は、データの配信形式の呼称。
従って「定額制音楽ストリーミングサービス」であるApple MusicやSpotifyは、どちらの名前で呼んでも「同じこと」でした。なぁんだ。もっとも今では「サブスク」って言うのが、くだけた表現としては定着してますよね。

思い返せば、件の「サブスク」のサービスが出てきた当初は驚きました。「なんかスゴい時代になっちゃったなぁ」と。音楽業界からは非難ごうごうでしたけど(笑)。でも今となっては、やっぱりサブスクの登場は必然だったような気もしてきました。宿命というか。
録音芸術の歴史は、その誕生からすでに100年を超えています。当然作品のアーカイブは膨大・・・しかもそれは今この瞬間にもおそろしいペースで増え続けています。
それこそ「絶対に聴いておくべき名盤100枚」なんてよく言いますが、物理法則に従えば、その100枚はやがて1000枚になり10000枚になり・・・無限に増えていくことになります。「聴き切れるか、そんなもん!」(笑)ですよね。
もちろんそんなにたくさん音楽聴く必要はまったくないけど、ただ愛好家や研究者にとっては、もはや毎度律儀に作品を購入していたのではとてもカバーできないほど、音楽は「氾濫」状態にあるわけです。堤防もブッ壊す勢いですよ。
そりゃあ、サブスクのようなサービスが重宝されるわけです。というか、消費形態はそっちに向かわざるを得ないと思うんです。自然の摂理として(笑)。ここまで音楽が増えてしまったからには。

実は、ぼくの今までのアルバムも近々「サブスク解禁」する予定なんです。ぼくもこのへんで、いいかげん時代の要請に従っておくべきかと(別に拒否してたわけでもないんですけど)。ま、それについてはまた後日改めてお知らせしますね。

それではまた。