2020年11月6日金曜日

明日はどっちだ。


デザイナーK君からのジャケットを待つ間、結局ちょこちょこアルバムの小直しをしている私・・・「完成した」と言いながら(笑)。

新川です。どうも。


まぁ、こればっかりはしょうがない・・・デジタルリリースだと直前までそういうことができちゃうんですからね。

音楽活動をしているひとなら知っていると思いますが、iTunesやAppleMusic、Spotifyといった各種音楽配信/販売サイトでの音源のリリースって、今は個人でカンタンにできちゃうんですよ。

以前はそのような規模のデジタルリリースは、CDと同様、流通を請け負ってくれる業者さん(「ディストリビューター」と呼ばれています)に直接かけ合う必要があったんですが、今はそれがネット上のサービスを利用してできるようになったんです。

音源をアップロードして、必要な情報を入力し、利用料を払うだけ。いわば、それで誰でもレコードデビューができちゃうわけです。スゴい時代ですよね。


ぼくも昨年、その方法で「サブスク解禁」をしました。もともと話を持ちかけたのはBotanical Houseの染谷代表で、恥ずかしながらぼくはそのとき初めてディストリビューション(流通)が、今はネットでできることを知ったんです(笑)。

それで「新川さんもサブスク解禁しましょうよ」と言われたので、教えてもらったディストリビューション・サービスを使ってやってみたんです(ちなみに3rdアルバムは別のディストリビューターさんとの取引がすでにあったので、そちらでやってもらいました)。

で、「これはスゴい」と(笑)。それで、新作はこの方法でリリースしようって決めたんです。諸々の事情を考えると、今はこれがベストなやり方だろうと。


かくして、現在「レコードレーベル」は、その存在価値を失いつつあります。少なくともデジタルのみのリリースに関しては。無理もない話です。

もちろんプロモーションは、お金やブランド力のあるレーベルが力を発揮しますけどね。とはいえ、ネットでバズって人気者になる「個人」のアーティストやクリエイターが今はたくさんいますからねぇ。それを考えると、いよいよレコードレーベルの明日はどっちだ(笑)という感じ。


それではまた。