先日行われた新型コロナウィルス感染症対策分科会による「緊急提言」の記者会見を見ながら思ったんですが・・・あれは明らかに今のぼくたちに向けた「冷や水」でもありましたよね。
新川です。どうも。
会見した尾身会長は、国民の気分を害さないよう精いっぱい気を遣った説明をしてくれましたが(それもやさしいお声で)、話は結局「お前ら、気ィ緩みまくってんじゃねーか。引き締めろやー」っていう内容だったもんね。違うかな(笑)。
まぁ、でも、改めて気を引き締めなきゃいけないなと思いましたよ。
今年のコロナ騒動でつくづく思ったんだけど、ぼくたちの「心」って、本当に弱いですよねぇ・・・。
なんでこんなにヤワにできてるんだろう?とくに緊急事態宣言中の自粛期間とその後の情勢をめぐっては「弱すぎる!」くらいに思いましたよ。欲望ばっかり強くて、意志の力なんてどこにもないんじゃないかって。
世界中のひとがバタバタ倒れるという、おそろしい「疫病の時代」がやって来たわけでしょう。本来なら、ここはじっと身を潜めて、事態が完全に収束する日を待つのが賢明です。ワクチンの開発と実用には数年を要すると言いますが、それも仕方ありません。それまでは不自由な生活もガマンするしかないし、ガマンをすべきです。
それなのにぼくたちと来たら、数年どころか数週間とガマンができなかった。たったひと月あまりで音を上げた。もちろん音を上げるほかない苦境に追い込まれたひとたちは別だけど、単に「遊びに行けない」ごときの理由で音を上げてどーすんだ!と。たかがひと月程度の自粛疲れで痔を悪化さしてどーする!(笑)。もう、弱い。弱すぎる。十万石まんじゅう(笑)ですよ。
結局、「もうガマンすんのはイヤ!早く元通りの暮らしがしたい!」っていうワガママな欲望に全然勝てなかったんですよねぇ。笑っちゃうくらいすぐ負けた。感染への恐怖心なんて、もうどっかへ消えちゃった。
その結果、根本的な問題は何も解決していない(ウィルスは消滅していない)と知りながら、限りなく元通りに近い生活をぼくたちはしれ~っと再開してしまったわけです。まるで都合の悪いことをうやむやにしたまま、当たり障りのない会話を続けるみたいに。誰かがその話題に触れると、「その話はまた今度にしようじゃないか」なんて言って。
でも、「そろそろ都合の悪い話をさせてもらいますよ」っていうのが、件の緊急提言だったんじゃないですかね。「申し訳ないが、今一度やっかいな現実とも向き合って頂きたい」と。だからぼく、めずらしくマジメに受け止めましたよ(笑)。
いずれにせよ、このタイミングで各自改めて予防対策をしっかりしておくことは損にはならないと思います。病気にかかりやすい季節に入ることだけは確かですからね。
みなさん、どうかお気をつけて。