2026年7月31日金曜日

けっこうなトシなんだな。


ぼくも来年でもう50歳になりますけど、未だにそれほど長い歳月を生きてきた実感がありません(笑)。でもどの年代のひともだいたいそんなこと言うから、長く生きた実感なんてそもそも湧かないものなのかもしれませんね。

新川です。どうも。


とはいえ、自分より下の世代の若いひとと話をしてると「あ、やっぱりけっこうなトシなんだな」ってことに気づかされますけど(笑)。

いや、こないだ美容室に髪を切りに行って、ぼくより10歳以上年下の美容師さんと世間話をしてたんですよ。もうここ数年ずっと指名してる、Yさんっていう30代の女性なんですけどね。

で、最近の物価高の話になった流れで、ぼくが小学生のころに消費税が導入されて、突然ものの値段がおかしなことになって最初は戸惑ったって話をしたんですよ。そのときのことをよく覚えてるって。そしたらYさんに「えっ、昔って消費税なかったんですか?」って驚かれちゃって(笑)。

たしかに、Yさんの世代からはもう消費税なんて当たり前のようにあるもので、わざわざその歴史や背景に目を向けることもなかったわけですよね。だから昔は今より消費税が安かったことは知ってたけど「なかった」というのは知らなかったと。

それを聞いて「そうか、消費税がなかった時代を知ってるって、今や驚かれることなんだ」と思って(笑)。いつの間にか、ぼくも古い時代の生き証人になってたってことですね。


考えてみれば「今は当たり前のようにあるけど昔はなかったもの」あるいは逆に「昔は当たり前のようにあったけど今はもうないもの」なんて、記憶をたどればどんどん出てきちゃいますからね(笑)。それこそ幼少期まで遡れば、すっかり失われた昭和の風景すらありありと記憶に残ってますし。

ダイアル式の黒電話(カバー付き)を普通に家で使ってたり。500円がまだ紙幣で流通していたり(500円札っていうのがあったんですよ)。「JR」がまだ「国鉄」という呼称だったり(当然、駅にはまだ自動改札なんてありません。駅員さんがハサミを使って切符を切ってました)。

あと、コンビニが普及する前で、町にはまだ個人商店がいっぱいありましたね。しかもぼくの知ってた八百屋さんとか雑貨屋さんは、店の床が「土」でした。剥き出しの地面なの。文字通りの「土間(どま)」ですよ。土足で入る空間に床を敷く必要はないっていう建築様式。ぼくが子どものころは、まだそういう家屋があったんです。


だからそういう時代を知ってるんだって思うとね(笑)、やっぱりけっこうなトシなんだなって・・・もちろん、今80代のぼくの両親とかの昔話のレベルには遠く及びませんけど(笑)。あっちはもうガチですから。終戦後間もない日本の風景をその目で見ていたひとたちですから。


それではまた。