2014年4月20日日曜日

遠回しのロマンティシズム。


「探り探り」って、いいよね(笑)。
「騙し騙し」ってのも、いいよね(笑)。
新川です。どうも。

幾度となく言ってることですが・・・ひねくれてるんです、ぼく(笑)。
ひねくれてるから、ストレートな表現が苦手なんです。まぁ、自分にとって深い関わりのある、ポップソングの歌詞という分野においては、とくに。
考えてみたら、ポップス・・・すなわち大衆音楽が好きで、自分でもそういうものを作ろうと目指しているのに、多くの人々に支持されるストレートなラブソングやメッセージソングに拒否反応を示すなんて(笑)、おかしな話ですね。
メッセージソングは、過去に何度か書いたことがあるんです。抽象的なイメージではなく、明確に伝えたい思いがあって書いた歌が。でも、多くの人が想像するメッセージソングとは、ほど遠いものになりましたけど、やっぱり(笑)。
なぜそうなったかというと、ストレートな表現を避けたからです(笑)。それじゃダメなんですよ(笑)。わかりやすい言葉でないと思いは伝わらないんです。わかってます。知ってます。でもそれはヤなんです(笑)。
つまり、ぼくは「負けないで」という言葉を使わずに「負けないぞ」という気持ちになってくれるような詞を書きたいんです。「愛してる」とは言わずに「愛してる」と伝えたいんです(笑)。そういう遠回しな表現にロマンを感じるんです。
でも、それは伝わんないんですよ、女性には(笑)。話ズレそうですけど(笑)。
女性はハッキリ言ってほしいんですよ(笑)。いや、これ偏見かもわかんないですけど、ストレートな表現、ストレートな歌を好むのは、女性が多いんじゃないかという気がするんですけどねぇ。違うかなぁ?
ぼくは昔、自分の作る歌は中性的というか、ともすれば、女性的だとすら思ってたんですけど、ある時期から、むしろ思いっきり「男性」なんじゃないかと自覚し始めたんですよ。さっき言った「遠回しのロマンティシズム」ですよね(笑)。それはやっぱり、すごく男性的な感覚のような気がします。
そこにさらに「ひねくれ性」が加わるわけですから(笑)・・・ぼくの作る「ポップス」が大衆に支持されることは、あり得ませんね(笑)。

それではまた。