2014年4月15日火曜日

原宿。


久しぶりに原宿の街を歩いてみた。
この街を歩いていて面白いのは、やっぱり「目立つ」人がたくさんいるところ。
マネキンが歩いているのかと思わせるような美男美女。ハイセンスだったりブッ飛んでたりするファッションフリークたち。どこで寝泊まりし、何を食べ、何を生業としているのかさっぱり見当もつかないクエスチョンマークな連中。外国人。芸能人。
次から次へと魅力的な人たちが現れるけれど、当然ながら、ぼくはその誰ひとりとも関係を結ぶことはない(ウォン・カーウァイ監督の映画「恋する惑星」の金城武のモノローグのように、もしかしたら、その中の誰かは未来のパートナーなのかもしれないけど)。ただ、すれ違うだけだ。そして、すれ違った途端に忘れてしまう。そのときにはもう、次の面白い人を見つけているから。そしてまた、すれ違う。
このイメージは何かに似ているなと思ったら、今の時代(とりわけ今のミュージックシーン)に対して、ぼくが感じていることと一緒だな、と、気がついた。
「なんだかなぁ」と思いながら、原宿を抜け、閑散とした通りに入ったところでお腹が空いたので、立ち食いそば屋に入り、地味なオッサンたちに囲まれながら、かけそばをズルズルとすすった。