2014年9月20日土曜日

CDをめぐる思い。


「CDが売れない」と言われて久しい昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか(笑)。
新川です。どうも。

もう10年以上経ちますよね。CD売れないって言われてから。
にも関わらず、CDって未だに出続けてますよね。売れないっつってんのに(笑)。
なんでなんでしょうね?なんで売れないものわざわざ作って出すんスか?
・・・っていう質問を、来年はぼくがされる側になるんですけど(笑)。
いや、ふとですね、「CDが売れないと言われて久しい今、CDを出そう、CDという形で新作を出そうと思われたのはなぜですか?」なーんていう質問を受けたら、どう答えたらいいんだとか思って(笑)。なんか上手い答え方はねぇかなと(笑)。
ぶっちゃけ、一番正直な答えは「そう頼まれたから」っていう(笑)。
実際そうなんですよ。ぼくは10年前に、もうCDには可能性がないと思ってそっちのほうはやめちゃった人間ですから。インターネットでいいじゃないかと。
でも、2~3年前、今度CDを出させていただくレーベルのS氏にですね「CDを出してほしい」と。「CDで出してほしい」と、言われたんですよね。
だからさっきの質問は、ぼくじゃなくてS氏にぶつけるべきなんですけど(笑)。
とはいえ、うっかり話に乗っちゃったぼくにも非があるということで(笑)、ここは自分なりの答えを用意しておくべきだろうと。
ひとつ考えたのはですね・・・なんか、遅刻の言い訳を考えるみたいな話なんですけど(笑)・・・まぁ、テレビと同じでだいたいどこの家にも再生装置があるという意味で未だに一般的なメディアであり続けているから、という、ごくごくフツーのなんにも面白くない解答(笑)。一応、ターゲットとして「未だにパソコンが苦手」という世代の方も含まれていますのでね(そういう方が、ぼくみたいなマニアックなインディーズの音楽なんかに触れる機会があるのか?という問題はさておき)。
もうひとつは・・・これこそ苦しい言い訳ですけど(笑)、やっぱり、多少、CDに対して「思い入れ」みたいなものがあるんです。ぼくらの世代は。それを捨てきれてないからです。
かつての青春の日々を彩った音楽、とてつもない影響を受けた音楽の多くを、ぼくらは「CD」で聴いたんです。それは、まったく愚かな送り手の主観でしかありませんけれども、しかし、どうしようもなく思い出の中に大きく存在するその感覚を表現したいがために、やはりCDを選んだ・・っていう感じですかね。
苦しい?これ(笑)。苦しいか。でもウソでもないですからね。
ま、ほんとのところ、ぼくはなんだっていいんですけど(笑)。多分、レーベルのS氏はこんな考えなんじゃないかな、とか思って勝手に代弁させてもらいました。
って、違ってたら、Sさん、ゴメンね(笑)。

それではまた。