2015年10月23日金曜日

誕生日ソング。


先週、誕生日を迎えまして。38歳になりました(38て!)。
ノリだけで生きてたら、いつの間にか38年も経ってた(笑)。20代のころに友人と「もうすぐ30だよ、どーしよう」なんて言い合ってたのが夢のよう。
新川です。どうも。

「特別な日」についての歌はたくさんありますけど、「誕生日」というのもやっぱりポップソングではよく扱われるテーマですよね。「ハッピーバースデー」もの。
そういえば、今、急に思い出したんですが、誕生日にみんなが歌う「ハッピーバースデー・トゥ・ユー」の歌には著作権が存在する(!)という話を、その昔、高橋健太郎さんに聞かされてびっくりしたことがありました。今はどうなのかな?
それはさておき、ぼくも一度だけ「誕生日ソング」を書いてみたことがあって。
「Paintings of Lights」の布石となる80年代風のポップスを作り始めた時期ですから、もう7~8年くらい前かな?「フリッツ・ラング」っていうタイトルの歌なんですけど(笑)、これはもう完全に、当時夢中だったプリファブ・スプラウトの「ファロン・ヤング」を真似したタイトルでした。実在の人物のフルネームを歌のタイトルにするっていうセンスにシビれまして(「Paintings of Lights」に収録された「カミーユ・クローデル」も、その発想で思いついたタイトルでした)。
それは「独りぼっちで過ごす誕生日の夜」の歌だったんですけど(笑)。語り手である孤独な青年が、自分の誕生日に深夜の映画館でフリッツ・ラング(映画黎明期に活躍したドイツの映画監督)の映画を独りでぼんやり観てるっていう・・・(笑)。
「ハッピー」じゃない「バースデー」ものということで、まったくイカにもひねくれ者が書きそうな歌です(笑)。
残念ながらこの歌はボツにしてしまったんですが、「独りで夜中に映画を観る」というモチーフは、後にMySpaceで発表した「Midnight TV」という歌で使い回しました(笑)。実は、今作ってる「Boy Meets Girl」も、再びこのモチーフを使っています。なんか気に入ってるんですよね(笑)。
結局、それっきり「誕生日ソング」は書いてないんですけど、じきに40代に突入しようとしている今。いつまでも暗い歌ばっか書いてないで、もっと素直に「ハッピーバースデー」の歌を書けるような心境になってもいいよな、と(笑)思いつつ、ぼんやりと38回目の誕生日をやり過ごしました。

それではまた。