2015年11月7日土曜日

音楽ファンは保守的?


「優柔不断選手権」があったら、まず予選は軽く突破、少なくとも県大会のベスト8には入る自信はあります。
新川です。どうも。

先日、今年の3月に対談をさせていただいた安田寿之さんと、再会のお酒をご一緒しました。場所は、ぼくのロングインタビューでお世話になった林伸次さんがオーナーを務める素敵なお店、バール・ボッサ。
好きなカルロス・リラやニック・デカロの「イタリアン・グラフィティ」のレコードが流れる中、美味しい料理とお酒を囲んだ夜のおしゃべりは尽きることがありませんでした。
話題の中心は、やっぱりお互いの次の作品についてだったんですけど、安田さんの構想(件の対談の中でも少し触れられていました)は、「今」の音楽の新しい作り方のひとつの提案とも言えるもので、以前に企画なさった「音楽家の写真展」にも通じる安田さんらしい実験的なアイデアで、とても興味深かったです。
「でも、こういうのって音楽業界の人は面白がってくれないんですよねぇ・・・なんでですかねぇ?」とは、当の安田さんの弁(笑)。
まぁ、斬新で実験的なアイデアって、保守的な人たちからはいつでも冷たくされちゃうものですよね。こと音楽・・・とくにポップミュージックに関しては、保守的な感覚を持ってしまう人は多いんじゃないでしょうか?
誰だって、若いころ夢中になった音楽、輝いていた青春の日々を彩ったポップスが、その後もずーっと一番だと言うでしょう?「あのころは良かった」なんて(笑)。
「音楽業界の人」なんて、そもそも熱心な音楽ファンなんでしょうから、なおのこと「好きだった時代の音楽」への思い入れは深いはず。それゆえに、新しい音楽をクリエイトする立場にありながら、もしかしたら普通の人以上に、音楽に関してはガッチガチに保守的だったりするのかもしれません・・・いや、憶測ですけどね(笑)。
でも、もしそうなら、実験精神にあふれた音楽家の斬新な提案が「そんなものは音楽ではない」と、往々にして冷たくあしらわれるのも頷けます。で、安田さんはワインをあおるハメになると(笑)。
では、ぼくはどうかというと・・・保守的な部分は、やっぱりありますね(笑)。
でも、実験的なアイデアにはとても惹かれるんです。ところがそれもまた、ぼくの場合は保守的な部分だったりもするんです・・・わかりにくいですね(笑)。
そこんとこ話し出すと、ちょっと長くなりそうなので、また今度。

それではまた。