2015年10月9日金曜日

ブラッディ・マンデー。


子供のころはしょっちゅう鼻血を出していたものですが、大人になるとめったにないですよね。きっと医学的な理由があるんでしょう。
なーんて思ってたら、先日プシューと吹き出しました(笑)。ビックリです。
新川です。どうも。

古くからの友人で画家の西谷拓磨氏(アートシーンでは、たぶんナンバーワンのギョロ目の持ち主)の個展を観に行った際のことだったんですが。危うく六本木のギャラリーを血染めにするところだった(笑)。
どぎつい赤を基調にヤモリの交尾シーンを描いた四つの連作(その名も「交わる」)を鑑賞していたら、なんでしょう、色彩と作品の放つ強烈なエロティシズムに刺激されたのか、いきなりプシュー(笑)。で、鼻穴にティッシュねじ込みながら「ありえねー!帰ったらツイッターに書こうっと!」(笑)。その傍らでティッシュの箱持って立ってた(笑)件の西谷画伯も「じゃオレもブログに書く!」なんて言ってゲラゲラ笑っているという、この始末(約束通り、画伯のブログにもこの一件は投稿されました)。まったく、何をやってんだか。
でも、これはもう、ひとえに画伯の作品の力というほかありませんね。鑑賞者に鼻血を吹き出させるなんて、現代アートの作品的価値という点では、相当にレベルは高い(笑)。彼のキャリアの最初期からその成長を見守ってきた親友としては「ああ、ついにここまで来たのか」と(笑)。鼻にティッシュ突っ込みながら(笑)。なかなか感慨深いものがありました。
まぁ、その後は出血もどうにか収まって(笑)。展示時間の終了とともに、抗えぬ自然の力によって居酒屋へと流れ着いたぼくらは、脂っこい料理と冷たいビール、そして尽きない話題で、ひたすら愉快なだけの時間を過ごしたのでした。
夢と不安をつめ込んだ青春時代を共に駆け抜けたかつての若者だったぼくらも、いつの間にか40目前(笑)。しかし、鼻血を出す、出させるだけの若さとエネルギーは、今も失っていないのだと実感した次第であります。

それではまた。