2018年1月5日金曜日

ローズは余計だ。


終わんの早ぇーよ!連休!
新川です。どうも。

ア・ハッピー・ニュー・イヤーです、みなさん。年末年始はいかがでしたか?
ぼくは例年通りグダグダな連休を過ごしましたが、件の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を観に行くという一番の目的は、なんとか昨日達成しました(なんだかんだでタイミングを逃しまくった)。
ちなみに、この日のために公開以降は映画に関するあらゆる情報をシャットアウトしてきました(笑)。今このブログを書いてる時点でも、まだ他の誰の感想にも評論にも触れていません。なので何者にも惑わされず、純粋にぼく個人としてどう観たかという感想を書きますね。ネタバレは避けますので、未見の方もご安心を。

結論から言うと・・・面白かったです(笑)。フツーに楽しんじゃいました。
いや、「どうせつまらない」というマイナス前提で観に行ったので(笑)、それがプラスに働いたというのもありましたけど。「なんだ、面白いじゃん」と(笑)。
ただ、シリーズものの宿命ですけど、前作『フォースの覚醒』には、やっぱり及びませんでしたね。絶賛には至らずという感じ。
残念だったポイントは、新キャラクターがいずれも中途半端だった・・・これが最大の弱点でしたかねぇ。とりわけ、今回フィンのパートナーとして大活躍することになる、ケリー・マリー・トラン演じる「ローズ」というキャラクターについては賛否が分かれるとこなんじゃないでしょうか。
物語上、悪く言いたくないキャラなんですけどね(笑)。アジア系の、あんまりイケてない女の子なんだけど(笑)、そんな子がスター・ウォーズで大活躍するっていうのは新鮮でしたし・・・しかも可哀想な子なんですよね。で、いいやつっていう。どうしたって感情移入せざるを得ないキャラクターなんです。
ただ、この映画においては余計な存在だった(笑)。レイとフィン、そしてポーという、前作で奇跡のように生まれた魅力的な新キャラクターのトライアングルに、残念ながら濁りを加える存在になってしまったかな・・・と。

想像ですけど、フィンをどう活躍させるか?が、本作の脚本を書く上で難題のひとつだったことは間違いないと思います。今回は先述の主要キャラクター3人がそれぞれ別行動をとる話なんですよね。そうなるとフィンは、基本「敵の内部事情に詳しい」ことと「いいやつ」って以外は(笑)何もできないキャラですから、誰かパートナーをつけないと活躍できない。そこで創造されたのが、件のローズというキャラクターだと思うんですけど・・・。
その役割は、ポー・ダメロンで良くね?と(笑)。レイとルーク、カイロ・レンの、フォースをめぐる葛藤の物語の一方は、前作で描き切れなかったフィンとポーの友情の物語に特化したほうが、もっと映画が引き締まったような気がします。
これまた想像ですけど、きっとそういうアイデアだってあったと思うんです。が、おそらく脚本をこねくり回しまくった結果(笑)、出てこなくてもいいキャラクターがちょいちょい出てきてしまった・・・というより、無数に出されたアイデアの断片が中途半端に「残ってしまった」感がありますねぇ。こういうことは音楽を作っていてもよくありますけど・・・まぁ、むつかしいですよねぇ。

ともあれ(あ、気がついたらけっこうな文字数書いちゃった。これ誰が読むんだ)、全体としては、ぼくは肯定派です(笑)。ほかにもツッコミたいとこあるけど、単純に映画館でポップコーンとコーラをやりながら楽しむには、もうオールOKな映画だと思います。
ちなみに・・・これはネタバレにはなんないと思うけど、エンドロールで出てくる「私たちのプリンセス、キャリー・フィッシャーの思い出に・・・」というクレジットには泣いてしまいました。そういえば、これが遺作になっちゃったんですよねぇ、キャリー・フィッシャー。レスト・イン・ピースです。

それではまた。