2018年7月20日金曜日

ドロ沼。


身の危険を感じる暑さが続きますね。今年の夏はちょっとヤバいな。
新川です。どうも。

2週続けて更新をすっぽかしてしまいましたが。
ちょっと制作のほうに没頭してたんです。っていうか、まぁ、軽くドロ沼にハマってました(笑)。
作りかけのインスト・ナンバーがあったんですよ。3曲。先月の歌録りで作業を中断してたんですけど、中途半端だからそれ仕上げちゃおうと思って。
今年の春くらいに歌を書くのと並行して作ってたんですけど、ほぼほぼ出来上がってましたし、うち2曲は1分ちょっとの小品なので、少しばかり加筆訂正してサラッと終わらせるつもりだったんです。・・・が、案の定というか(笑)、ちょっと小直しを始めたら、いつの間にか中直しになって、やがて大直しになって、気がつくとドロ沼に(笑)。ドロ沼の離婚訴訟に発展して(笑)。
おかげで仕上げどころか、ほとんどイチから作り直しになっちゃって・・・曲の方向性変わったりなんかして(笑)。まぁ、なんとかこないだの連休がっつり部屋に立てこもってミックスダウンを終えましたけど。まいりました。

こういう、いわゆる「推敲」の作業をしてるとよくあることなんですが、アイデアが一周して元に戻って来たりするんですよね。たぶん、ジャンル問わず多くの作り手が経験する現象だと思うんですけど。
たとえば、サビ前のAメロのパートがなんだか単調でつまらないと思って、展開増やしたり音を足したりするとします。結果Aメロはすごくカッコ良くなった。そのかわりサビの印象が弱くなってしまった。そこで同じ処理をサビにも施します。すると今度はメリハリがなくなって、いったいどっちがサビなのかよくわからない曲になってしまった。どうしたらバランスが良くなるものか?四苦八苦して考えるうちにやがて完全にアイデアが行き詰まってしまいます(ドロ沼離婚訴訟勃発)。
そこで、いったん頭を冷やして、ここまでいじくり回す以前のデータを呼び戻して改めて聴いてみることにします。するとどうでしょう。なんとスッキリ、「これでいいじゃん」(笑)。振り出しに戻っちゃうんです。ここでようやく、Aメロの単調さはサビを盛り上げるための伏線として必要だったことに気づくんです。結局手を加えることはなかったんです。
じゃあ、これで完成・・・と、行きたいところですが。
とはいえ、ですよ。「Aメロが単調でつまらない」と思った事実は解消してないんです。たしかに論理的にはこれでいいのかもしれませんが、心には響かなかった、ということです。じゃあ、この曲そのものがあんま良くないのか・・・うーん。
かくして、ドロ沼離婚訴訟は第二審に突入するわけです(笑)。もうキリがありません。作品作るのって本当に面倒ですね。

それではまた。