2023年4月21日金曜日

友達離れ。


先日DVDで『サマーフィルムにのって』(2021)という映画を観たんですが、なんで今まで観逃がしてたんだってくらい最高に楽しくて泣ける青春映画でした。やっぱり若者たちの青春って、いいなぁ。

新川です。どうも。


とはいえ、この映画のように素敵な仲間と過ごした楽しい青春の日々は、どうして年をとると失われてしまうんでしょうね・・・(しみじみ)。

だって、やってること自体は要するに「めいっぱい友達と遊ぶ」ってだけなんですから、そんなのやろうと思えば何歳になってもできるじゃないですか(実際そうやって人生をエンジョイしてる中高年もいますし)。でも多くのひとは、ある程度の年齢になると「友達と遊ぶ」ということを、だんだんしなくなっていきます。


まぁ、その理由のひとつには、やっぱり「結婚して家庭を持つようになるから」っていうのがありますよね。それからキャリア・アップして「仕事が忙しくなる」。大人になると友達と遊べなくなる主な理由といえば、この二つでしょう。

でもその一方で、そもそも以前ほど「友達を必要としなくなる」っていう心境の変化も起こるじゃないですか。これが謎なんですよねぇ。もちろん、家族との時間や仕事への没頭に新たな喜びを見出すようになるとか、あるいは年をとるといろんなことが億劫になってくるから友達付き合いもその例外ではないとか、そういった説明はつくんですけど、どうもそれだけじゃない気がして。それとはまた別の「友達離れ」のメカニズムがあるんじゃないかと。


たとえば、一時はすごく仲良くしてたのに、たまたま連絡を取り合わない時間が長引いただけで、そのまま全然会わなくなっちゃう友達とかもいるじゃないですか。

あれってやっぱり・・・なんか「冷めちゃう」んですよね。恋人同士の関係と同じように、親密な時間を過ごした相手ほど、ひとたび空白が生じると気持ちは離れてしまうものなんでしょうか?

だから、決して「もう会いたくなくなった」わけじゃなくて、「もう会わなくても大丈夫」になっちゃうんですよね。「もう十分楽しい時間は過ごせたから」みたいな。せつね~(笑)。

いや、だからこのことをね、いつか歌にしたいなと思ってるんです(今度のアルバムにはもう入れらんないけど)。切ないし面白いモチーフだから。


それではまた。