2019年8月16日金曜日

夜の街の灯。


今週はお盆休みでした。実家で少し食べ過ぎました(笑)。
「実家の母親」って、どうしてやたらと食い物を食わせたがるんでしょうね。
新川です。どうも。

ともあれ、そんな家族との再会の時間も終わり、「じゃ、また」と言って実家を後にするときには、いつもなんとなく妙な心持ちになるものです。
「やれやれ」という解放感と、一抹のさみしさが混ざったような・・・そうして帰りの電車に乗り込んだぼくは、ぼんやりと窓の外を眺めたりなどします。夜の街の灯が次々と通り過ぎていくのを見つめながら、淡い感傷に浸るわけです。そういうナルシスト野郎なんです、ぼくは(笑)。

「夜の街の灯」なんてロマンティックなイメージの定番ですが、ぼくはどちらかというと感傷的な気分を掻き立てられることが多いですね。「ああ・・・」みたいな。何が「ああ・・・」なんだかよくわかりませんけど(笑)。
子供のころからそうなんです。たとえば、父親と一緒に有楽町に映画を観に出かけたときとかね。映画が終わって劇場を出ると、そこは夜の大都会。「NEC」とか「不二家」のでっかいネオンサインが、こう、一定のパターンでもってアニメーションみたく動いてるわけ。ぼくはあれ見るのが大好きだったんですけど、決して楽しんでただけじゃないんです。やっぱりねぇ、なんか「ああ・・・」みたいな(笑)、たまんない気持ちになるのが好きだったんです。
でもって家に帰る電車の中で、また窓の外をぼんやり眺めてますとね、赤や青に光るホテルの看板やなんかが、夜の闇の中を次々と通り過ぎていくんです。そういうの見てまた「ああ・・・」(笑)。

だからガキのころからナルシスト野郎なんです、ぼくは(笑)。でも「夜の街の灯」が、どうしてぼくをこう感傷的にさせるのかは、わかりません。いつかこの感じを音楽で表現したいなと思い続けてるんですが・・・。

それではまた。