先日、あまりにヒマだったので「スプーン曲げ」をやってみました。
やっぱりなかなか曲がらないものですね。
新川です。どうも。
って、どんだけヒマだったんだという話ですが、そんだけヒマだったんです(笑)。
いや、その日はずっと家にいたんですけど、なんかなんにもやる気が起きなくて。で、「・・・スプーンでも曲げるか」(笑)。
いったいどっからそんな発想が出てきたのかわかりませんが、でも「おうち時間」を利用して超能力を身につけるというのも、なかなかフレッシュなアイデアで悪くないと思いまして。
そんでまぁ、手頃なスプーンを用意して、首の部分(?)を指先でつまんでスリスリしたり、仲代達矢級の目力でガン見したりしながら「曲がれ~~」と念じ続けたんですが、案の定ピクリともしません。
結果10分ほどでギブアップ(終了~)。そのあと、正真正銘、掛け値なしのバカバカしい気持ちになりました(何やってんだ)。
「スプーン曲げ」って、今の若いひとは知ってますかね?1970年代にユリ・ゲラーさんという人物が現れまして、このひとは固い金属製のスプーンを指先だけでカンタンにグニャリと曲げてしまったり、あるいは手を触れずにポキンと折ってしまうことができる「超能力」の持ち主だったんです。これが話題になって、いわゆる「スプーン曲げ」ブーム、超能力ブームが巻き起こったんです。
80年代まで続いた超能力ブームをリアルタイムで知っているひとなら、自分でも「スプーン曲げ」にトライした経験があるんじゃないでしょうか。ぼくも小学生のころに一度挑戦してるんです。結果は同じでしたが(笑)。もちろん実際に曲げられたひとなんて周囲には一人もいませんでした(中には渾身の腕力でスプーンをひん曲げ「曲がった」と豪語する、趣旨を完全に無視した強者もいましたが)。
でも思ったんですけど、「スプーン曲げ」って超能力としてはスゴいけど、行為としてはあまりに無意味ですよね(笑)。わざわざスプーンなんか曲げてどうしようと言うのか。食器をひとつ無駄にしただけで何の役にも立ちゃしない。まぁ「役に立たない超能力」っていうのも、それはそれで魅力的ですけど(笑)。
そういう超能力者ばかりを集めて、その能力の「役に立たなさ」を競い合う大会があったら面白いかもしれませんね。『X-MEN』のしょーもない版みたいな。
一瞬でラーメンをのびさしちゃう男とかね。念力でメトロノームのテンポを狂わす女とか。そんな能力を発揮されるだけ迷惑っていう(笑)。
それではまた。