2021年7月2日金曜日

トンネル。


もう7月ってオイ。

新川です。どうも。


うっとうしい雨の日が続いてますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

ぼくのほうは最近・・・煮詰まってます(笑)。制作のほうがね、ちょっと。

以前にもお話しましたが、春先から新しいアルバムの構想を練り始めて。まだ準備段階とはいえ、当初はノリノリだったんですよ。インスピレーションもやる気も十分あって、次々とデモを作ってたんです(作り手としては至福の時間でした)。

それというのも、2月にリリースした『Street Illusion』の制作にあまりにも時間をかけてしまったので、終盤はもう「早く新作を作り始めたい!」という思いがマグマのようにたまっていたんですね。何しろ直しの作業ばかり延々やってましたから。新曲だって長いこと書いてませんでしたし。

だからそのエネルギーが爆発したわけ。ドカーンと。「今度のアルバムはあっという間にできるかもしれない」とすら思いました。それぐらいの勢いがあったんです。

そしたらあっという間に煮詰まった(笑)。「さっきまでの勢いはどこに?」って感じで。まぁ、「やっぱりこうなるのか」とも思いましたけど(笑)。


当初は非常な魅力を感じていたコンセプトがあったんです。それに基づいてデモを作っていったんですけど、何曲かやったとこでわりと早めに飽きちゃったのね(笑)。

これは致命的なんです。どんなに魅力的でも早めに飽きが来てしまうコンセプトっていうのは、アルバム制作には使えないんです(長い時間向き合うことになるわけですからね。ぼくの場合はとくに)。

で、「これはちょっと練り直したほうがいいかも」と。プランBを考え始めたとこなんですけど、なかなかフレッシュなアイデアが出なくて・・・悶々としている今日この頃、というわけです。


まぁ、でも、『Street Illusion』のときも、煮詰まったあとにアイデアの飛躍がありましたからね。そういう展開を都合良く期待してて(笑)。

だって、もともとああいうサウンドをやるつもりじゃなかったんですから。トンネルを抜けたら意外な場所にワープしちゃったようなもんですね。

だから今は悶々として、暗~いトンネルをさまよってる状態ですけど、ここを抜けたときどこに出るんだろう?っていう、そのことにちょっとワクワクしてもいます。


それではまた。