先日、うちの近所でサルが目撃されるという珍事件がありました。ウキー。
新川です。どうも。
ちなみにぼくの住まいは翔んで埼玉なんですが(笑)、都心に近いエリアなので道端でサルに出くわすようなことはまずありません。秩父の山奥のほうまで行けば、野生のサルがいるのかもしれませんが。
まぁ、写真も動画もないので、実際のところはよくわからないんですけどね。その後捕獲されたという話も聞きませんし。ただの見間違えだったのかもしれません。
でもとにかく目撃情報があったということで、役所から近隣の住民に注意を呼びかけるアナウンスがあったんです(サルって、けっこう凶暴ですからね)。「もし見かけても近寄ったり、エサを与えたりしないでください」と。あと「目を合わせないようにしてください」とか(サルって、目が合うと襲いかかってくるんですかね。「なに見てんだコラァ」みたいな?そんなヤンキー気質なの?)。
それにしても目撃されたのがホンモノのサルだったとしたら、いったいどんな経緯でうちの近所なんかに迷い込んでしまったのか?・・・ちょっと想像してみました。
おそらくそのサルは、もともとは秩父の山奥で仲間と一緒に暮らしていたのだと思います。仮に名前を「サルキチ」としましょうか。
で、このサルキチくんは、ちょっぴり変わったサルなんです。小さなころから「カニカマ」が大好物なんです。しかもカニカマを本物のカニだと思ってるんですね。そういう無邪気なサルキチくんなんです。
ところがある日、仲間たちから衝撃の事実を知らされます。「サルキチ、お前いつまでカニカマをカニだと思って食ってんだ」と。「それ、カニじゃないぞ」「カマボコだぞ」「魚肉加工食品だぞ」と。それを知ったサルキチくんは、ショックのあまり仲間たちのもとを飛び出してしまいます(サルキチくんは傷つきやすいガラスの十代なのです)。
そしてそのまま山を降りてしまったサルキチくんは、ふもとの村をあてもなくさまよいます(「このまま長い旅に出よう・・・」)。やがて歩き疲れたサルキチくんは、適当な寝床を見つけて少し休むことにしました。そこが、たまたま道に止まっていた運送トラックの荷台だったんですね。
で、爆睡してる間にトラック発車。数時間後、うちの近所に到着。そこでサルキチくんはようやく目を覚まし(「あー、よく寝た。あれ?さっきと景色が違うぞ。ここはどこかな?」)、荷台から降りてウロチョロしているところを、町のひとに見られてしまった・・・といったところでしょう。
でも、もしそうだとしたら(まぁ、カニカマのくだりはさておき)、今後のサルキチくんの運命が気になりますよね。これからも長い流浪の旅が続くのでしょうか。
最終的には、とうとう本州の最北端にまで流れ着き、そしてついには海を越えて大陸へ渡り、そこでチンギス・ハンとなるのかもしれません。
それではまた。