2021年9月3日金曜日

現状NG。


最近、芸能人のコロナ感染のニュース、増えてきましたよねぇ。この状況では無理もないのかも。何しろマスクを外して顔を見せなきゃいけないお仕事ですもんね。

新川です。どうも。


前からずっと気になってたことなんですけど・・・この1年ほどの間、つまり「コロナ以後」に作られたテレビドラマや映画の多くは、結局「コロナウィルスの存在しない世界」を描いてきたと思うんです。

たとえば現代の東京が舞台の物語であっても、そこに出てくるひとたちは誰もマスクを付けてないし、密になって食事もすれば、ツバを飛ばして怒鳴り合ったりもする。

そういう「現状NG」とされている行為が、ドラマや映画の中では今でもフツーに描かれていますよね。

そのことを批判する気はないんです。イチ視聴者あるいは観客の立場としては、そりゃあ出演してるスターの顔がマスクで隠れていたらガッカリしますし、何よりドラマや映画を観てるときくらい、現実のことは忘れたいですからね。

だから、そこはもうフィクションの世界ってことで、今の現実が反映されていなくたって、ぼくとしてはいっこうにかまわないんです。


ただ気になるのは、その「現状NG」な行為が、フィクションのお芝居なんだからOK

という建前はあるにせよ、結局は生身の人間である役者さんによって「実際に行われている」ってことなんですよね。それはどうなのか?と。

つまり、「密になって食事をする」のは、現状NGじゃないですか。でも「密になって食事をするシーン」を撮影するのはOKなのか?と。OKだとしたら、どんな理由でOKとしているのか?

あと、撮影現場では完全な濃厚接触状態で演技を交わした役者さんたちが、作品の完成披露会見の場ではアクリル板を挟んで話をしているっていう(笑)、それもなんなんだ?と思いますし・・・。

繰り返しますけど、これ別に批判じゃないですよ(笑)。ぼくにもどう受け止めていいのかわからないんです。

だからコロナ以降、誰もが葛藤しまくってる「何をOKとして何をNGとするか?」問題のひとつですよね。そのへん、ドラマや映画を作ってるひとたちはどういうスタンスでやってんのかな?と、ずっと気になってるんです。素人の素朴な疑問として。


それではまた。