次なるアルバムのために書いた新曲のアレンジをやっています。
やっぱり楽しいですね。アレンジ考えるの一番好き。
新川です。どうも。
どんな音を作ってるかは、例によってまだナイショ(むふふ)。まぁ、でも『Street Illusion』におけるブレイクビーツのように、今回もまたドラムのパートが決め手というか特徴的な音楽になりそうです。
以前にも話しましたが、ぼくはここ数年、メロディーやコードよりも先にドラムビートの打ち込みから曲を作り始めるようになったくらいですからね。「はじめにリズムありき」という感じで。でもアレンジやってると、改めて「やっぱドラム大事だな」って思います。
だって、ポップミュージックのジャンルを左右するのも、ほぼドラムですからね。
ドラムが4ビートのスウィングならそれはジャズになるし、8ビートのリズムを刻めばロックンロール、16ビートならファンクになります。ドラムの音色が打ち込みならテクノやヒップホップ。はたまた「ドラムの音が入っていない」ことで今度はフォークになったり、しっとりしたバラードになったりする・・・やっぱりポップスの決め手はドラムですよ。
今のポップスのルーツを遡っていくと、20世紀初頭に生まれたニューオーリンズ・ジャズに行き着きます。
そのころに最初のドラム・セットが考案されたんですよね。それまでドラムのパートは、マーチング・バンドで見かけるように、大太鼓と小太鼓とシンバルを三人の奏者がぞれぞれ手に持って演奏してたんですが、それを一人で演奏できるようにしたわけです。
ペダルを使うことによって、奏者は小太鼓を手で叩きながら、大太鼓と二枚のシンバルを足で打ち鳴らせるようになったんです。これが今で言うスネアドラム、バスドラム、ハイハットの基本三点セットになったんですね。
ほどなくドラム・セットとその演奏法はバージョンアップが重ねられ、ついに「ドラムス」は「ノリのいいビートを刻む楽器」として確立されました。この楽器がポップミュージックの発展に大きな役割を果たしたのは、前述のとおりです。
ちなみにぼくが十代のころ、初めて夢中になって練習した楽器はドラムでした。だからもともと個人的にも思い入れのある楽器なんですよ。
ずいぶん長いこと叩いてないけど、ときどき無性に叩きたくなります(笑)。以前はスポーツジムに行く感覚で、一人でリハスタ予約してドラム叩きに行ったりとかよくしてたんですけどね。また行こうかな。
それではまた。