先日初めて、自分が入る「お墓」を見てきました。
新川です。どうも。
連休中、実家に帰りまして。めずらしく「家族会議」を開いたんです。ぼくの両親、姉、兄と集まって。
まぁ、ぶっちゃけ、ぼくの両親もけっこうなトシなもんですから。いよいよポックリいったときのことを、今のうちに家族全員で話し合っておいたほうがいいんじゃないか?ってことになって(二人ともまだ全然元気なんですけどね)。
で、葬式ってどーやって開くんだ?とか、各種手続きのこととか。相続のこととか。素朴な疑問もぶつけ合いつつ、いろいろ話し合ったんですけど、なかなか有意義な時間でした。こういう話し合いって、普通はいよいよ覚悟を決めなきゃいけないときが来てからするもんだと思いますけど、どのみち「事前」に打ち合わせをしといたほうがいいに決まってる案件ですからね。
とくに、ぼくのようにまだ近しい家族を失った経験のないひとは、いざ「そのとき」がやって来たらどうすればいいのか?という思いは、きっと心のどこかで常にモヤモヤしてると思うんです。とはいえ向き合うことを避けてきたその問題を、家族でオープンに話し合ったことで、少しモヤモヤが晴れたような気がします。
で、その家族会議の翌日。件の「お墓」を両親と見に行ったんです。
数年前に父が買ったんですよ。ゆくゆく我々が入ることになるお墓をね。ぼくだけまだ実物を見たことなかったんで、「じゃ、見に行くか?」ってことになって。
これがねぇ・・・いや、事前に相談を受けてどういうお墓なのかは知ってたんですけど。お墓の世界にもニューウェーブがやってきてることを知りました(笑)。
墓地は周囲を森に囲まれた広場で(宗教は関係ないとこです。スペースを購入すれば誰でも入れる系のやつ)、芝生が植えてあって、そこに体重計くらいのサイズのよく磨かれた石板が等間隔にずらーっと並んでるんですけど、それがお墓なんですよ。なんか今まで見てきたお墓のイメージと全然違うんで、すごく新鮮でした。
しかもそれぞれのお墓には、当然家名や故人の名前が彫られてるわけなんですけど、それがやたらファンシーなデザインなのね(笑)。可愛らしい動物や花のイラストが入ってたり。フォントも丸文字だったり。もちろん「お墓っぽい」重々しいやつもあるんですけど、全体的には「え、こんな軽いノリなの?」(笑)。
現代のお墓はこういう感じなのか、と。でも個人的には、とても好感を持ちました。「死者の眠る場所」というより、単に「お骨を納めてある場所」。それ以上でもそれ以下でもない、みたいな。大げさじゃない感じがね。
ちなみに我が家のお墓は、無難なフォントで(今のとこ)ひとこと「新川家」と彫ってあるだけの超シンプルなやつで、もちろん気に入りました。ぼくがここに入るときには名前も要らないかも、なんて(笑)。
それではまた。