先日DVDで、松居大悟監督の『ちょっと思い出しただけ』(2022)という映画を観たんですが・・・久々に数日引きずるくらい切ない映画でした。いや、そこが素晴らしい作品だったんですけどね。
新川です。どうも。
主演は、池松壮亮さんと伊藤沙莉さん。お二人が演じるある若いカップルの、出会いから別れ、そしてそれぞれの現在が、時間軸を逆にして語られるという、ちょっと変化球型のラブストーリー。
ですから、もう別れてしまったカップルの過去の出来事が回想のように綴られていくので、その時点でもう切なくなるに決まってるんですよ(笑)。切なさの嫌がらせみたいな映画だった(笑)。
おかげで、観終わってからもずっと主人公の二人に思いを馳せてしまって。ひいては恋愛のアレコレについて、改めて考え込んじゃいました。
とくに、映画の中で二人が別れることになる原因がですね・・・これがまた「あるある」な悲劇なんです。
池松さん演じる青年が、いわば「他人と共有しづらい」ある深刻な悩みを抱えてしまうんですね。それゆえ、一時的に自分のことで頭がいっぱいになってしまって、恋人である伊藤さんにも心を閉ざしてしまう。いっぽう、伊藤さんはそんな池松さんの支えになってあげたいと思うのだけれど「そうさせてもらえなくて」傷つく。そんな心のすれ違いが、二人を引き離していくという・・・。
いわゆる、恋愛における「しばらく一人にさせてほしい」問題ですよね。どっちかがそういう状態になったら、たいていもうおしまいなやつ。
これさぁ、もうさぁ、どうしたらいいんでしょうね(笑)。まぁ、お互い歩み寄るとするなら、池松さんはもう少し伊藤さんに心を開くべきだったし、伊藤さんはもう少し池松さんのことを待ってあげるべきだった、ってことになるんでしょうけど・・・それができないから、困るんですよねぇ。だって、どっちも心の余裕を失ってるわけですから。むずかしいよなぁ。
というわけで、まさに今、その手の問題で恋人とモメているというみなさん。がんばってください(笑)。もう、そうとしか言えないわ(笑)。なんとかその危機を乗り越えて、どうか幸せになってください。
それではまた。