先日、誕生日を迎えまして。45歳になりました。
新川です。どうも。
毎年同じこと言ってるような気がしますけど、それだけの歳月を生きてきたという実感はまったくありません。ほんとに45歳なのかな?どこかでカウントを間違えたかもしれない(笑)。
とはいえ、「経年変化」が起きていることは紛れもない事実です。老眼は順調に進行中だし、駅の階段上がると息が切れるようになったし。もちろん精神的な面で変わってきたことも、ありますよね。
たとえば・・・ほら、一日の仕事を終えたお父さんがさ、グラスに注いだビールを飲み干して、しみじみと「あ~、この一杯のために生きてる」って言うやつあるじゃないですか(笑)。そういう常套句があるでしょ?
ぼく、子どものころ、そのフレーズを耳にするたびに(ウチの父は言いませんでしたけど)、「やだやだ」と思ってたんですよ。なんか「それしか楽しみがない人生」みたいな感じがして。「そういうオトナになるのはヤだなぁ」とか思ってたわけ。
・・・でもねぇ、今となっては、ぼくもその境地に(笑)到達しつつありますね。「しつつありますね」っていうか、もう、到達した(笑)。だって、正直なところ、今のぼくは何を一番楽しみに生きてるかな?って自問してみると・・・やっぱビールなんだよね(笑)。
もちろん他にも生きる楽しみはありますよ?それこそ好きな音楽制作に没頭することは、ぼくにとって立派な生きがいのひとつです。
でも、よくよく考えてみると・・・結局はそれも、あとで美味しくビールを飲むための「フリ」に過ぎないんじゃないかと(笑)。
レコーディング中、ストイックにテイクを重ねてる最中でも、頭の片隅では常に「早くこれ終わらしてビール飲みてぇな」って(笑)思ってるし。っていうか「このあと美味しいビールを飲むために納得のいくテイクを録るのだ」と。そういう発想になっちゃってますからね。
だから「ビールありき」でやってるわけですよ、全ては。そうなると、もはやビールを飲むために生きてると言わざるを得ない。子どものころのぼくがこのことを知ったらガッカリでしょうけど(笑)。
でも、そういうささやかな楽しみのために生きてるっていうのも、シンプルでいいんじゃないかしら。わりと本気でそう思うようになってますよね。だからやっぱトシとったなって(笑)。
それではまた。