観たけど内容をまったく覚えてない映画・・・ぼくはたくさんあります。
たぶんその中には、観たこと自体覚えてない(笑)「記憶喪失映画」も少なくないと思います。
新川です。どうも。
いや、こないだYouTubeで、さまぁ~ずとフットボールアワーがしゃべってるやつ観てたら、チラッとそんな話題が出てきたんですよ。フットの後藤さんが、家でお酒飲みながら映画を観てるとき、途中で「・・・これ、観たな」ってなることがよくあるって話をしてて。「あ~、わかる」と思って。
ぼくも同様の体験をしたことが何度もありますけど、あれってほんと、思い出すその瞬間まで記憶が無くなってるんですよねぇ。不思議。
そんな体験の中で個人的に最も強烈だったのは、ジョディ・フォスター主演の『コンタクト』(1997)っていう映画で。
SF映画として有名な作品なんですけど、5年くらい前かな?「そういえば、これ観たことなかったな」と思ってDVDを借りて観てみたんですよ。
そしたらこれが面白くて、グイグイ話に引き込まれて夢中で観てたのね。で、1時間くらい経過したところで、なんかパーティーのシーンになって。そこでジョディ・フォスターとマシュー・マコノヒーがちょっとイイ雰囲気になる、みたいなシーンだったんだけど、そこを観てるときに突然記憶の扉がバーン!と開いて、「・・・これ、観たな」(笑)。
あれにはショックを受けました。だってそのシーンまでの1時間、ぼくは完全に「初めて観る映画」だと思ってたんですから。ここまで記憶無くなることあんのか?と。しかもつまんない映画ならまだしも、面白い映画なのに忘れてるなんて・・・だから以前に観たときは、まったく集中して観ていなかったんでしょうね。
思い返せば、そこからさらに話は遡りますけど、ぼく29か30歳のとき、ちょっと病的な映画中毒に陥ってた時期があって。TSUTAYAに通っては旧作映画のDVDやVHSを大量に借りてきて、それを毎日毎日浴びるように観てたんです。
まぁ、ぶっちゃけ、ちょっと精神を病んでたんですよね(笑)。アルコールやドラッグに手を出すように、ぼくは映画の世界に逃げ込んでいたわけです。たぶんその時期に観た映画、ほとんど「記憶喪失映画」になってると思う(笑)。だから件の『コンタクト』もそのときに観ていたんだと思います。あれはちょっと異常でした。映画はそんな風に観るもんじゃありませんね。
それではまた。