アマプラで『必殺!恐竜神父』(2017)なる映画を観ました。まったく知らない作品でしたが、とりあえずタイトルにヤラれて(笑)。
新川です。どうも。
アメリカ映画で、原題は『The VelociPastor』となってました。恐竜のヴェロキラプトル(velociraptor)と牧師(pastor)を引っかけたんですね(神父と牧師は微妙に異なる存在ですが、ここではどうでもいいことなのでスルーします)。
ストーリーは、ひょんなことから恐竜に変身できる力を手に入れた若き神父が、アレコレ葛藤しつつもその力を使って「救うに値しない」悪党どもを成敗していく、というもので、まぁ、予想はついてましたが完膚なきまでのC級バカ映画でした(笑)。
ちなみに、これはあくまでぼくの中の定義ですけど、B級映画というのは、予算や作り手の能力や企画の性質等の問題から、お粗末な出来に「ならざるを得なかった」映画のことを指し、C級映画はそもそも作り手がフザけている(笑)映画を指します。完全にジョークとして作られた映画ですよね。『必殺!恐竜神父』は、まさにそっちに当てはまる映画でした。
なので決して人にオススメしたくなるようなものではありませんでしたが、個人的にはそこそこ楽しく観れました。とりわけ、恐竜に「変身」した主人公が悪のニンジャ軍団に次々と襲いかかるクライマックスのシーンは、あまりのしょうもなさにゲラゲラ笑ってしまいました。もう全てがバカ過ぎる(笑)。このシーンだけでも一見の価値はあるかもしれない・・・いや、ないか(笑)。どうかな。
ただ、やはり『必殺!恐竜神父』というタイトルの時点で、すでに全てが完結していた感は否めませんでした(笑)。B級C級映画にありがちなパターンですけど。タイトルだけでもう十分みたいな。タイトルが出オチっていう(笑)。
「必殺!」ってところがいいですよね、やっぱり。『恐竜神父』だけだとイマイチですけど、そこに「必殺!」って付けただけで意味なくインパクト増しますから。だからぼくは大好きなワードなんです。「必ず殺す」って書いて「必殺」(笑)。絶対死ぬやつっていう(笑)。
そうなるともう、どんな映画のタイトルにもとりあえず「必殺!」って付けておけば間違いないような気もしてきますね。
『必殺!ワンダーウーマン』とかさ。なんかガゼン景気良くなった感じするじゃないですか。ガル・ガドットが『極妻』の岩下志麻ばりに「覚悟しいや!」とか言いながら敵を次々と血祭りにあげていく様子が目に浮かびます。
『必殺!余命1ヶ月の花嫁』とか。もう「どーゆーこと?」みたいな。話変わってきちゃうっていう。
それではまた。