2013年10月31日木曜日

急に。


電車の中、ウォークマンでノラ・ジョーンズの1stを聴いていたところ。
「Shoot the Moon」という曲の歌い出しの、ごくごく短いフレーズに、なぜだか急に、本当に急に、涙腺を直撃されてしまい、涙が出そうになって困った。
「夏の日は過ぎ去る・・・」というような、わりとオーソドックスな詞のフレーズなのだけれど。多くの人を魅了したこのアルバムをぼくも愛聴するようになってから、この曲で泣いたことはなかったのだけれど(いつもぼくを泣かせるのは「Painter Song」のアコーディオンソロだ)。
多分、そのとき目にしていた風景とか、半分無意識に想っていたことやなんかが、ほんの一瞬、絶妙なバランスで組み合わさって「泣き」の効果を生み出したのだろう。
茂木さんなら脳科学的に、もっとうまいことこのメカニズムを説明してくれそうだけれど。まぁ、こういうことは、たまにある。