2013年12月26日木曜日

セレステ&ジェシー。


DVDで映画鑑賞。
リー・トランド・クリーガー監督の「セレステ&ジェシー」を。
相性の悪い男女がドタバタを経ていつしか恋に落ち、結ばれる、というのはラブストーリーの王道のひとつだけれど、本作はその逆のパターン。
仲の良過ぎるカップルが、それぞれに新しいパートナー、新しい人生を受け入れて、円満に別れることを決心するまでを描いた、意外にありそうでなかったタイプの恋愛映画。別離の瞬間をハッピーエンドとして表現した脚本のセンスは見事。
ラブコメの体裁をとっているので、おもしろおかしく観られるのだけれど、しかしその物語は、やはりどうしようもなく、せつない。でも、そこが、いい。
「え、ここで終わっちゃうの?」という唐突な幕切れも、ぼくの好み。