2014年6月25日水曜日

昔の恋人、みたいな。


コリーヌ・ベイリー・レイの1stアルバムを、久しぶりに聴いてみる。
理由はとくにない。なんとなく(そんなこともあるでしょう)。
すっかり忘れていた音楽なのに、ほとんどの曲のメロディーを自然に口ずさむことができてびっくり。そんなに聴き込んだアルバムだったっけ?と思ったけれど、多分、けっこう聴き込んだんだろう。うーむ、年。いろいろ忘れちゃうんだ。
でも、一度気に入った音楽そのものは、なかなか忘れないみたいだ。忘れていたことを忘れさせるくらいだから。

ぼくには経験がないけれど、昔の恋人と再会してしばらく一緒にいると、すぐに付き合っていた当時のことを思い出す、という話に似ているのかな(「そうそう、君はそういう人だったね」)。

失われた愛を歌った「Till It Happens To You」に、かなりグッときてしまった。
そういえば、コリーヌはこのアルバムの発表後、ご主人を亡くすという悲劇に見舞われていたのだった(たしか、薬物かアルコールの過剰摂取だとかで・・・)。
彼女はその後、この歌を歌うことはあったのだろうか。歌ったとしたら、どんな思いで歌ったのだろう。想像すると胸が痛む・・・。
とにかく、今は幸せでいてくれることを願うばかり。