2014年11月22日土曜日

おじさんと若者。


村上春樹氏によると、「私はもうおじさんだから」と口にした時点で、人は本物のおじさんになってしまう・・・そうです。わかるような気もします。
おじさんです。どうも。

実際おじさんなんですもの(笑)。ぼくには姪っ子もいるし。
37歳って、もう「お兄さん」じゃないでしょ?「お兄さん」のラインは、もう越えちゃってるでしょ。いくらなんでも。
とはいえ、人生の先輩方からしてみれば、まだまだ「若僧」でもあるわけで。
してみると、年上の人がいる限り、人はずっと若者だとも言えましょう。
どっからを「おじさん」とするのかなんて、村上先生の言うとおり、それぞれの意識の問題なのかもしれません。

先日、Lampのみんなと打ち合わせをしてて、そこでBotanical Houseの活動にボランティアとして協力してくれることになったデザイナーのTさんと、Lampファンの大学生であるK君という二人の青年を紹介されたんです。
Tさんは29歳、K君は20歳、ぼくは37歳ということで(笑)、もう、どうしようもなく自分がおじさんであることを痛感せざるを得なかったんですが(笑)。
やっぱり若い人に接するのって新鮮ですね。閉め切った部屋の窓を開けたような感じがして。ぼくなんかはすっかり淀みにハマッてジトーッと曇った目でしか見てない世界を(笑)、彼らはずっとクリアに見てますよね。羨ましかったです。
でも、面白かったのは、そんな若い二人も、それぞれに自分の年齢についての感慨があるようで。
Tさんは、来年30を迎えることを憂えてらっしゃるようでしたし、K君は20歳になる直前には「死のうかと思いました」(笑)と。
ぼくから見たら「そんなぁ、まだまだこれからですよ~」って(笑)。でも、やっぱりぼくだって二人の年のころには同じことを思ってたはずなんですよね。年齢に関係なく、年をとると人は「年とっちゃったな」と(笑)思うものなんですね。
・・・ってことはさ、最初に書いたことと逆になるけど、人はずっとおじさんおばさんなのかもしれませんね(笑)。年をとる限り「若者」にはなれない(笑)。
ショック!

それではまた。