2015年5月22日金曜日

対談。安田寿之 × 新川忠(10)


C H A P T E R 10 面白いから、やっている。


安田 まぁ、ほんとに、この難しい時代に
   なんで音楽をやってんのかな?と
   思いますけど・・・

新川 (笑)

安田 やっぱりその、
   いろいろ考えなきゃできないことが
   面白いから、
   やってるんじゃないかなと思いますよ。

新川 うんうん。

安田 何も考えないで、
   のほほんとやっていける仕事だったら、
   ちょっと面白くないから、
   音楽をやってるんだろうなぁ・・・
   って、言い聞かせてますけど(笑)。

新川 (笑)いや、でも、
   今の状況っていうのは・・・
   ぼくは音楽で食ってるわけじゃないから、
   能天気なことが言えるんでしょうけど、
   おおむね肯定的に見てますよ。

安田 はいはい。

新川 これはこれで、面白いんじゃないかって。

安田 そうですよね、そうそう。
   いろんなことがやれる隙間というか・・・

新川 そうなんですよ。
   ・・・安田さん、ライブはどうですか?
   わりと頻繁にやってます?

安田 いや、全然。
   全然やってないです。

新川 そんなにはやらないですよね?

安田 はい。

新川 今回、レコ発のようなものは・・・

(※この対談は2015年3月6日に行われました)

安田 あー、レコ発っていうのは、
   まだちゃんと計画できてないんですよねぇ。
   4月に渋温泉(長野県)でやる
   「渋響」っていうイベントに出るのは
   決まってるんですけど。
   それは友達のレーベルがやってて、
   ほぼ毎年呼んでもらってるんですけど。
   ほんとゆるーい感じで、
   こう、畳でみんな寝転がって観てる
   みたいな感じ(笑)。

新川 斬新ですねぇ(笑)。

安田 まぁ、でも、なんかいいですよ。

新川 温泉入りがてら、ライブを観る。

安田 そうそう。
   温泉にもスピーカーが置いてあって、
   FM電波で飛ばして・・・
   温泉入ってる人も
   リアルタイムで聴ける(笑)。

新川 あ、浸かりながら聴けるんですね(笑)。

安田 むしろ、
   そっちの人をメインに考えながら・・・

新川 (笑)

安田 演奏するっていう。
   今回は、松井敬治さんと一緒に
   二人でやるんですけど、
   松井さん、マルチプレーヤーなんで、
   ちょっとギター弾いてもらったりもして・・・

新川 お歌いになりますよね?

安田 歌い・・・ますねぇ。

新川 メインヴォーカル然とした感じで(笑)。
   これはもう、やらざるを得ない。

安田 ねぇ?・・・ヤですねぇ。
   もう、考えただけで・・・

新川 (笑)

安田 憂鬱になってきますねぇ・・・
   来週、J-WAVE出るんですよ、木曜日。

新川 あ、ほんとですか?

安田 「GRATITUDE」っていう番組。
   レイチェル・チャンさんがやってる・・・

新川 あー、はいはい。

安田 1曲・・・歌いますねぇ。
   ヤですねぇ・・・(笑)。

新川 (笑)スタジオ生ライブですね。

安田 なんでそんなことを
   しなきゃいけないのか・・・
   でも、今回こんなの出しちゃったんで、
   歌わざるを得ない(笑)。

新川 「しまった!」(笑)。
   うわー、スタジオ生ライブなんて、
   おれ、絶対無理。

安田 ねぇ?いや、無理ですよ、ぼくも(笑)。

新川 (笑)

安田 でもまぁ、1曲なんで・・・
   まぁまぁ・・・

新川 どうにか、やりおおせるかと(笑)。
   楽しみだなぁ。

安田 いやー、でも、今日は良かったです。
   いろいろお話できて。

新川 いえ、こちらこそ。

安田 これは・・・
   ちょっと、なんかやりますか。

新川 あ、今度、ぼく、
   ヴォーカルで使ってくださいよ。

安田 一緒に作るのもいいですねぇ。

新川 ぜひぜひ。
   いや、今日はありがとうございました。

安田 ありがとうございました。



(おわり)


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