2015年6月5日金曜日

JBの「啓示」。


ハイッ、というわけで、安田寿之さんとの対談、いかがだったでしょうか。しばらくほったらかしにしてしまいましたが、今日からまた通常のブログを再開します。
新川です。どうも。

先日は久しぶりに映画館へ行って上映中の作品を観てきました。
観に行ったのは「そりゃもう当然」という感じで「ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男」。かのJBの伝記映画です。
監督はテイト・テイラー、制作は、あのミック・ジャガー(意外と思いきや、実は映画プロデュース業ちょいちょいやってんですよね、この人は)。
いや、楽しかったです。見所のライブシーンはずっと首カクカクしてました(笑)。客席に何人かはいたであろう筋金入りのJBファンのオジサンたちなんかは、椅子に座って観てるの苦痛だったんじゃないでしょうか(笑)。
とにかくこの映画はもう、完璧にJBのパフォーマンスを再現してみせた主演のチャドウィック・ボーズマンの熱演がすべてでしたねぇ。正直、脚本と編集は「んー、微妙」って感じだったんですけど(笑)。なんだか「JBの生涯」を扱った1時間枠のドキュメンタリー番組みたいな駆け足の構成だったので、もうちょっとこう、濃厚なストーリーテリングで魅了してほしかったなぁ、という気もしました(実際、最初の企画はドキュメンタリーだったみたいです。ミック・ジャガーが「ドラマ映画にしよう」って提案したんですって。ははーん)。
でも、次回作の準備に入っているぼくには「啓示」ともとれる興味深い場面もいっぱいありました。「歌はタメが大事だ」なんて台詞とかね。デビュー曲「プリーズ・プリーズ・プリーズ」を巡る「フレーズの繰り返し」のエピソード。そしてバンドのリハーサルのシーンでJBが主張する「全員ドラム」の哲学(笑)。
メロディーよりハーモニーより「リズム」(もっと言うと「グルーヴ」)にこだわったJBの音楽的な感性を(とっくに知ってることではありましたけど)改めて見つめ直し、また参考とさせていただきました。やっぱJB、リスペクトー。いぇーい。
そんで全然関係ないけど、女性R&Bシンガーのジル・スコットが、JBの奥さん役で出てきたのにもびっくりしました(まさかの巨乳アピールシーンあり)。というのもたまたま最近ジル・スコットの1stアルバムを聴き返していたところだったんです。ここでもまたぼくは「啓示」を感じたりなんかして(笑)。「はっ、これは何かつながっているぞ」と。
かくしてここんとこは、JBのCDをエンドレスリピート。洗い物しながら絶叫したりすり足のステップを練習したりしています。メイキッ、ファンキー!です。

それではまた。