2015年7月3日金曜日

ミュージック・ビジネスのルーツ。


「音楽業界の今」の話題で、Lampの永井さんも熱く語り出す時代です(笑)。
これで香保里さんまで熱く語り出したら手に負えないなぁ。
新川です。どうも。

ときに、人類史上最初に「音楽を売った」のは、どんな人で、それはいつのことだったんでしょうね?
ずいぶん前に「人類最初のミュージシャン」というテーマでブログを書いたことがあったんですが・・・人類最初の音楽は、一体どんなもので、どんな風に生まれたのか?という・・・もちろん学術的に調べたものじゃなく、全部妄想で(笑)。
おそらく「リズム」の発見が発端だったんじゃないかと。まだ言語も確立されていない原始時代ですよ?そこいらにあったものをポカスカ叩いている内に「これは気持ちいいゾ。ウホ」と気がついたやつがいて(笑)。
かくしてそいつが人類最初のミュージシャンになった、なーんてことをね。
じゃあ、そのようにして誕生した最初期の「音楽」が、初めて「売られた」瞬間というのは?・・・というのをまた妄想で(笑)。
そもそもまだ毛皮を纏っていた「ミュージシャン」に「音楽を売る」なんて発想は、なかったでしょうね。単に自分がやってて気持ちいいから「演奏」していたんでしょうから(「演奏」という概念すらまだなかったでしょう)。
で、まぁ、動物の骨か木の枝か石ころを叩いて「ウホー、気持ちええわ~」っつってゴキゲンなグルーヴを出してるやつがいたと(笑)。
で、ある日、それを近くで見てた仲間の一人が、そいつの「演奏」にえらい感動しちまったと。「オマエ、それなんだよ~!シビれる~」って、踊りながら(笑)。
で、「なんだか知らないけど、素敵な気持ちにさせてもらったぜ」っていう感謝の印に魚を一匹捕まえてきてやったと。
かくして、これが人類史上、最初に音楽に対価が払われた、すなわち「音楽が売られた」瞬間であった(笑)。・・・あり得ない話でもないでしょ?
まぁ、それがほんとかどうかはさておき、そこから「ミュージック・ビジネス」なんて言葉が生まれるまでには、途方もない時間がかかったのは事実。
だって音楽がれっきとしたビジネスとして成立するようになったのなんて・・・ヘタしたら20世紀の話なんじゃないんですか?「レコード」が発明されてからのことでしょう、たぶん。それ以前の音楽家って、パトロンに食わしてもらうとか、旅芸人の一人とか、王族に仕える兵隊兼の楽団だったりとか・・・そんな感じでしょう?
やっぱり「レコード」っていう、不特定多数の人に音楽を届けるメディアの誕生に伴って、やっとこさ「これはマトモなビジネスとして成り立つ」ってことになったんでしょう。だから商売の歴史としては、物凄く浅いってことですよね?
そう考えると、その後、ややこしい契約書やら、ややこしいルールやらが生まれて、今に至るまで延々ややこしくやってるのも(笑)、無理もない気がしてきます。
何しろ、素敵な音楽を作り出すミュージシャンと、それを伝えるメディアの、進化と発展のスピードがレコードの誕生以降はもう早過ぎるから、常にルールを作るほうが追いついていないような感じがしますよね。ぼくが「ルール」だったら「もう新しいことやんないでよ!」って言いますもん(笑)。
この際、原初に立ち返って、何か音楽を聴いて感動したら、その人は著作者のために魚を一匹捕まえてくるってことでオールOKにするのはどーですかねぇ。

それではまた。