2017年1月6日金曜日

期待通り!


みなさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしく。
年末年始は、例年通り実家でごろごろしてました。NHK紅白歌合戦、ヒドかったですね(笑)。年明けの「孤独のグルメ」一挙放送は、安定の面白さでした。
新川です。どうも。

先日、映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」をようやく観てまいりました。いや、面白かったです。もう、大満足です。
スター・ウォーズ・ファンは、ほぼ全員満足の出来だったんじゃないですかね?YMOファンにとっての、高橋幸宏さんの「ニウロマンティック」みたいな・・・って、たとえがわかりづらいですね(笑)。とにかくファンの期待にめいっぱい応えてくれた作品で、ほんと、至福の時間を味わえました。

個人的にとくにグッと来たシーンは、やっぱりドニー・イェン演じる盲目の戦士、チアルートの、さすがとしか言いようがない殺陣シーンでしたね。棒術でストームトルーパーを次々となぎ倒していくあの華麗な身のこなし。めちゃめちゃアガりました(っていうか、あのひとジェダイだよね?)。
あと、青空に浮かぶスター・デストロイヤーのカット。これまでは宇宙空間にしか出てこなかったので、かなり新鮮でした。
フェリシティ・ジョーンズ演じる主人公のジン、そのバディとなるディエゴ・ルナ演じるキャシアンも良かったですね。キャスティングは全員良かったです。全員、微妙に地味っていう(笑)。いや、それがいいんです。その地味さがストーリーともマッチしてましたし、「いろいろあったんだろうなぁ、このひとたち」感が(笑)見た目だけで伝わってくるので、人物描写にさほど時間を割くことなく冒険活劇にのめり込める作りになっていたのも見事でした。

気になったところは、フォレスト・ウィテカー演じるソウ・ゲレラが、コントに出てくるひとみたいだったことと(笑)、終盤、命がけのミッションを終えたジンとキャシアンが見つめ合うシーン。個人的には・・・見つめ合わないでほしかった。
ちょっとロマンスのムードが入り込んじゃってるんですよね。「あれ、まさかチューしちゃうの?」っていう。
この物語にはロマンスが入り込む余地なんてないんですけど、まぁ、娯楽大作ですから、そういう展開を期待する声もあったんでしょうね、制作者の中に。「ロマンスはないのかね」「そんなもん入りません!」なんていうやりとりの末に「じゃ、こういうことで・・・」っていうとこに落ち着いたシーンだったと思うんですけど、なんかその感じが透けて見えちゃって。その一瞬だけ、ちょっと冷めました(笑)。
あそこだけは、ボロボロになった二人が目を合わすこともなく、互いに傷ついた体を支え合っているだけのほうが、もっと美しく、もっと物語に深みを与えられたはずだと思ったので、ちょっぴり残念でした。

とはいえ、今ならべたことはみんな「欲を言えば」みたいなことです。件の二人の行く末にも、なんだかんだ言ってしっかり泣きましたから(笑)。
全体的には「期待通り!」の傑作でした。2017年の一発目に観た映画が最高だったので、もうゴキゲンです。おみくじで大吉をひいた気分です。
映画を観た帰りに、かなりイイ感じの中華料理屋(昔ながらのシンプルな醤油ラーメンが食べられる、美味しい、安い、空いている)を新たに発見したのもラッキーで、なにやら縁起のいい年明けとなりました。

それではまた。