2017年3月31日金曜日

心の経年変化。


こないだ3月になったばっかりだと思ってたら、もう月末。早いですねぇ。
エニウェイ、今週はちゃんと更新します(笑)。
新川です。どうも。

今月は、ずーっと歌詞を書いてました。
勢いで2曲分ブッ続けで書いてみたり(疲れました)、既に書き上げていたものを推敲したり(で、1曲ボツにしたり)。
前回の話題に取り上げたプリファブ本の影響もあって、なんか「作詞モード」にハマり込んじゃいました。

改めてノートに書き溜めたものを見てみると、やっぱり所々に「年とったなぁ」感が見受けられますね(笑)。
たとえば「Still Life」というタイトルを付けた歌は、「古い友人との再会」を描いたものなんですが、このテーマがもう若者の書くものじゃない(笑)。
久しぶりに会った売れないフォーク・シンガーの友人が、あまりにも昔と変わってなくて戸惑う(若干引く)っていう歌で(笑)、これは去年旧友のバンド、SPIROに再会したときのことをヒントに書きました(あくまで「ヒント」にしただけです。ぼくと彼らのことをそのまま歌にしたものじゃあございません)。

一方、「Evening People(仮)」という歌は、大学生くらいの若者を語り手にして書いたもので、密かに想いを寄せている仲の良い女友達との帰り道、別れ際に「今日こそ告白しよう!」と思いながら結局できない、うう・・・という、実に青臭いシーンを描いていますが(笑)、これなんかは若いソングライターなら、逆に恥ずかしくて書けない歌なんじゃないかと思います。
ちなみにこの歌詞は、やはり友人のバンド、Honeydewの「Fireworks」に背中を押されるような形で書きました。
「Fireworks」も、ガールフレンドと夏の夜に花火を見に行ってドキドキした昔の思い出、というなかなか際どいモチーフを扱ってますけど(笑)、そういったド直球の「青春の一幕」に、もはや恥ずかしさを通り越して、グッと来てしまう年齢に差しかかったんですよねぇ(Honeydewの水谷さんもほぼ同世代ですから、気持ちは一緒だと思います)。

肉体と違って、心の「経年変化」(あえて「老化」とは言わない)は目に見えませんが、「詩を書く」という行為は自分の心情を相対化することができるので、これまでにぼくが書き綴ってきた歌詞を眺めてみると、やはり最近のものには白髪やシワが混じってきたように見えます。そう考えるとなんかヤですけど(笑)。

それではまた。