2017年4月7日金曜日

パラレルワールドの分身。


薄気味悪いホラー/サスペンス映画のDVDばかり観ていたら、まんまと悪夢にうなされました(笑)。観るんじゃなかった。
新川です。どうも。

気まぐれなチョイスだったんですけど、偶然にも観た作品はどれも「分身」がテーマあるいはキーワードになっていました。
「分身」を扱ったストーリーと言えば、もう一人の自分が目の前に現れる「ドッペルゲンガー」モノ、『ジキル博士とハイド氏』みたいな「二重人格」モノ、そして別の人生を送っているもう一人の自分が異世界にいるという「パラレルワールド」モノなどがありますが、ぼくが観たのは(これまた偶然にも)どれも「パラレルワールド」モノでした。

それで思い出したんですけど、数年前・・・ぼくは病んでいて(笑)。
まぁ、周期的にやってくる「ロウ・ポイント」にいたわけです。要するに、悩んで落ち込んでたんです。主な原因は、「このままでいいのだろうか?」的な、もう大人になったら誰もが抱える文部省認定みたいな悩みです(笑)。
そんなある日、ひとり孤独に暗い顔して道を歩いてたら(笑)、自分とよく似た年格好の男性とすれ違ったんです。
ただ、その男性は、奥さんと思われる美しい女性と、お子さんと思われる可愛い子供を連れていました。3人とも、笑っていました。絵に描いたように幸せそうな家族連れでした。
当然、ぼくの心は痛みました(独りぼっちで落ち込んでいるときに目にする幸せそうな家族連れほどパンチ力あるやつはありません)。その男性に、「あり得たかもしれない、もう一つの自分の人生」を見たような気になったんですね。ことにそのときは強烈に。
で、「なぜ、ぼくの人生は彼のようにならなかったんだ」「ぼくはどこで道を間違えたんだ」といった、またしても文部省認定の正式な悩みの手順を踏んで(笑)ヘコみまくったんですけど、その後、妄想がオーバードライブして「・・・もしかして、あれは本当にもう一人のぼくだったんじゃないのか?」(笑)。
パラレルワールドが交差した瞬間だったんじゃないかと。数日間、その妄想に取り憑かれてしまったことがありました(繰り返しますが、病んでたんです)。

すっかり忘れていた出来事でしたが、思い出したら再び、あのときすれ違った「もう一人のぼく」についての妄想が始まってしまいました(笑)。もちろん、今度は病的にじゃなく(笑)、あくまで想像のプレーとして、ですけどね。
ひょっとしたら、あのとき彼もぼくを見て同じような感慨を持ったかもしれないな、なんて。
「・・・ん?今すれ違った暗い顔した男、ぼくによく似ていたな。もしや‘‘道’’を間違えたほうのぼくの姿だったんじゃないか?・・・間違えなくて良かった」(笑)。

それではまた。