2017年9月15日金曜日

ゴールデン街。


先日初めて「ゴールデン街」でお酒を飲みました。
新川です。どうも。

ゴールデン街は、ご存知新宿は歌舞伎町にある、いわゆる飲み屋街。
昭和の文化人著名人の社交場の一つ、年季の入ったプロの酒飲みがたむろする場所、そんなイメージで有名なとこですよね。最近では、東京のディープな観光スポットとして外国人に人気みたいです。
新宿に来た際、昼間に何度かフラッと歩いてみたことはあるんですが、なんとも言えない奇妙な異国情緒を味わえる場所です。狭い路地づたいに、数人で満席になってしまうような小さな店がぎゅうぎゅうと軒を連ねる通りは、「街」というより、ひとが入れる箱庭のよう。観光スポットになるのも頷ける、場所自体が非常に面白いところです。ただ、夜中に実際に店で飲んでみる勇気は出ない(笑)。ミュージシャンとしても酒飲みとしてもアマチュアのぼくにはハードル高すぎる(笑)と思ってました。

そんな「ゴールデン街で飲む」童貞を喪失する運びとなったのは、以前夢に出てきた安田寿之さんと「久しぶりに飲みましょう」ということになって。たまたま安田さんの旧知の写真家の方がゴールデン街にあるバー兼ギャラリーで個展を開かれていたので、「じゃあ、そこに行ってみましょうか」と。
で、いざ夜のゴールデン街へ。どんなとこだか想像もつかない、その「バー兼ギャラリー」に入った印象は(入る前もだったけど)、「せ、狭い」(笑)。
1階のバー・スペース(当然カウンターのみ)は、たぶんマックス6~7人。忍者屋敷のような狭く急な(かつ、いつブッ壊れてもおかしくなさそうな)階段を上った2階と3階のギャラリー・スペースも、ぼくが訪れたギャラリー史上最狭(笑)。いや、面白いとこでした(ちなみに案内してくださった件の写真家、堀清英さんの写真作品は非常に詩的でカッコ良かったです)。
バー・スペースに集ったひとたちの中では、知り合いは安田さんのみということで、ぼくにはあらゆる意味でかなりアウェイな状況だったんですが(笑)、しかしこの狭さでは人見知りなどしている余裕はありません。最終的にその場にいる全員とフツーに会話を楽しんでしまいました(笑)。どうなることかと思ってましたが、結果楽しかった。

ぼくはお酒が弱くて人見知りでカネもないので(笑)、こういった店に「通う」という楽しみをあまり知らずに来ちゃったんですが・・・なんか少しわかりました、酒飲みの通い客の気持ちが。それこそ自分とは無縁と思っていた、ゴールデン街に集まるようなひとたちのことも。「ああ、こういう雰囲気を楽しんでるのか」と。いい経験でした。

それではまた。