2018年2月9日金曜日

郊外のフュージョン。


「フュージョン」って、何かね(笑)。
新川です。どうも。

最近、聴いてるんですよ。フュージョン。
いや、好きなヒップホップ・トラックのサンプリングの元ネタを探るのが面白くて、ここんとこハマってたんですけど、その中にちょいちょいフュージョン(主に70年代)の曲があるんですね。
もともとあんまり詳しくない音楽ジャンルなんで(高校生のときにフォー・プレイや一時期のハービー・ハンコックを聴いていた程度)、中には「これ、元ネタもカッコいいじゃない」という発見もあって。そうやって拾い集めたフュージョンのナンバーを聴いてるんですけど。
聴けば聴くほど「ビミョ~な音楽だよな」と(笑)。フュージョン好きなひとには申しわけないですけど(笑)。
なんて言うんでしょう、音楽そのものはカッコいいんだけど、少なくとも今のぼくを取り巻く環境にはどうにもフィットしないというか・・・BGMとして有効な音楽のはずなのに、むしろBGMとして機能してない(笑)。
ぼくは郊外の静かな町に住んでるんですけど、近所を散歩しながらウォークマンで聴いたりなんかすると、もう違和感マックスです。「合わね~!」(笑)。

やっぱり都会のBGMなんですよね。それも昔のね。景気が良かったころの(笑)。ぼくの世代のせいか、湾岸高速でBMWを飛ばすヤリ手ビジネスマンの音楽っていうイメージが(笑)どうしても拭えないんでしょう。
そんなの現代の郊外の景色の中で聴いてもね(笑)。ほんとにねぇ、ちょっと形容し難い心持ちに・・・「いったいここはどこなんだ?」という(笑)。
繰り返しますが、音楽そのものはカッコいいんですよ。フニャフニャした音のアナログ・シンセのソロとか、ぼく超好きですからね。あの70年代っぽいメロウなやつ。フニャッ、フ~ニャフニャフニャ♪みたいな。そこへモジュレーションがかかって、フニョワイ~~ン♪「たまらん!」っていう(笑)。
しかし如何せん目の前に広がる風景は、田んぼ。町工場。遠くに見える住宅街。奥に市役所(笑)。「フニョワイ~~ン」じゃねぇ・・・まぁ、ある意味「フニョワイ~~ン」だけど。「フニョワイ~~ン」とした気持ちにはなるけど(笑)。
ぼくがアンドロイドだったら、たぶんフリーズしますね。AIが処理しきれない複雑な感情におそわれたせいで(笑)。

郊外の殺風景な景色の中で味わうフュージョン。とーっても不思議な気持ちになれますよ。みなさんもぜひ一度・・・いや、しなくていいです(笑)。

それではまた。