2018年3月16日金曜日

ゴッホのブレイク。


死んだあとに評価されるひとって、ある意味究極の遅咲きですよね。
新川です。どうも。

その系譜の代表格として思い浮かぶのは、やはり画家のゴッホでしょうか。
生きてる間作品はまるで評価されず、酒に溺れ、貧困と狂気のうちに人生の幕を閉じたゴッホですが、その死後、彼の絵は多くの作家に影響を与え、オークションでは破格の値が付くようになり、今では最も有名な画家の一人になりました。

名声を手にしたいと願うひと、とくに夢を追いかける若者にとっては、人生の最悪のシナリオでしょうね(笑)。ぼくも昔はそう思ってました。「ゴッホみたいにはなりたくない」(笑)。
でも、今はそうでもありません。いや、荒んだ人生を送るのはヤですけど(笑)。死んだあとでも、ちゃんと評価されたんだから良かったじゃん、ゴッホ。と思います。
だって、世の中埋もれた才能だらけじゃないですか。優れた才能に恵まれながら、正当な評価を与えられないひと、まったく注目されないひと、いっぱいいるじゃないですか。苦い現実だけど、「運」とか「縁」に恵まれなくて。当然、死んだあとも埋もれている(笑)ひとも無数にいるはずですよ。
そう考えると、ゴッホはちゃんと掘り起こされたんですから。まぁ、本人には関係ないことだけど、少なくとも彼の作品は浮かばれたわけです。それだけでも作家としては、やっぱり幸運だったんじゃないのかなぁ、と思うんですけど。

かの天文学者コペルニクスの地動説が世界の常識となったのは、彼の死から実に300年余りのちのことです。死んでから300年後にブレイク(笑)。遅咲き界の、たぶんトップでしょうね、コペルニクス。
それに比べたら、ゴッホのブレイクなんて早い早い(笑)。スーザン・ボイル?早い早い。まだ生きてんじゃねーか(笑)。
いろんな分野で、なかなかブレイクできなくて悶々としてるみなさん、上には上がいます。大丈夫です(笑)。

それではまた。