2018年8月3日金曜日

30年目の告白。


「夏と言えば・・・」に続くワードのひとつに「怪談」がありますけど、コワい話を語れるひとも最近は少なくなったような気がします。
新川です。どうも。

ぼくが少年時代を過ごした1980年代はいわゆる「オカルトブーム」で、コワい話のひとつやふたつ誰でも知ってるもんでした。
誰かがコワい話をすると、また別の誰かが別のコワい話を始めて・・・なんか張り合うみたいにね(笑)、延々ワイワイキャーキャー言って盛り上がってました。
小学校の教室の本棚には、童話や絵本に混じってなぜか必ず心霊写真の本があったりとか(笑)。その中に一枚、今もトラウマになってるくらい超コワい写真があったんですよねぇ・・・まぁ、インチキに決まってるんだけど(笑)。
あと、つのだじろうの漫画ね。いったい誰が持ってきたのか(笑)。『うしろの百太郎』とか『恐怖新聞』。どっちも無茶苦茶な話なんだけど、しっかり夜眠れなくなったりして。「ひー、読むんじゃなかった」(笑)。
それから休み時間とか放課後には、誰かしら机の上でコックリさんやってたり(なぜかそれやってるのは女子が多かった。やっぱり女子は占い好きだからかな?)。
まぁ、妙な時代でしたよね、今思うと。社会学の見地からバブルとの関係を持ち出して分析するひともいますけど。実際どうなのか。

そういえば・・・もう時効だから話しますけど、そのころぼくは一度とんでもない事件を起こしたんです。
学校のトイレで「幽霊を見た」っていう嘘八百を(笑)つきまして。「出る」って噂されてたトイレでね。当時はどこの小学校にもあったと思うんだけど(笑)。
当然、冗談のつもりですよ?「ほんと~?」「ウソだぁ」とか言われて、ちょっと盛り上がるくらいで終わりだと思ったんです。そしたら、なぜか友達全員ガチで信じこんで(笑)。今さら「ウソだよーん」とは言えない状況に(笑)。
たいへんな騒ぎになっちゃって。そのうち「ぼくも見た!」「わたしも見た!」っていう子が続出して。「見た」っていうクラスメイトの女の子が泣いちゃったりなんかして。でも、そんなわけないんですよ。出所の情報が嘘なんだから(笑)。いわゆる「集団ヒステリー」の現象ですよね。びっくりしました。
なんであんな嘘にみんなあっさり騙されてくれたのか(笑)・・・やっぱり「信じたかった」んでしょうね。子供ですから、ぼくも含めて、みんな日常を超えた冒険のスリルを求めてたんだと思います。
それにしても申し訳ないことしました・・・女の子泣かせちゃったからね。この場を借りて謝罪します。30年目の告白でした(「あれ、ウソだよーん」)。

それではまた。