2019年3月15日金曜日

やっぱりゾンビが好き。


・・・「ゾンビ」映画って、地味に息が長いですよね。
みんなやっぱりゾンビが好きなのかしら(笑)。
新川です。どうも。

ぼくもゾンビ映画はけっこう観てきましたけど、長続きの理由はたぶん、これ以上はないくらいシンプルなストーリーラインが確立されてるからだと思います。ゾンビが襲ってくる。逃げる。以上(笑)ですからね。
だから逆にアレンジのやりがいがあるんでしょう。時代ごとにその都度「定型」をどう崩すか?あるいは新しい表現で描くか?というところが、作り手を常に刺激するのかもしれません。
というわけで、まだ誰も観たことがないであろう「斬新なゾンビ映画」の企画を、ぼくも考えてみました。ヒマつぶしに(笑)。

まず思いついたのは、「ゾンビ法廷劇」。
思ったんですけど、現実にゾンビが現れてひとを襲って殺したとしたら、やっぱりいちおう捕まって刑事裁判にかけられるんじゃないかと(笑)。これまでのゾンビ映画ですと、その前に「感染」が広まってパニックになるのがお決まりですけど、もしゾンビを裁判にかけられるとしたら、どんなドラマを描けるのか?というのが企画のポイントです。
たとえば、被告となるゾンビも元は善良な市民だったのに、やはり「感染」して自身もゾンビ化したのだとしたら、明らかに被害者ですよね。この、加害者性と被害者性を併せ持つ「ゾンビ」という存在をひとは裁けるのか?という・・・ちょっと社会派な1本にもなりそうだと思うんですけど、どうでしょう。

もうひとつ思いついたのは、「ゾンビスポ根ドラマ」。
万年最下位の弱小ゾンビ野球チームが、猛特訓の末、人間のチームと試合して優勝するまでを描く(いきなりくだらなくなりましたけど)。
言うまでもなくポイントは、動きが鈍くコミュニケーション能力にも難がありそうなゾンビが、俊敏さとチームプレーを要求されるスポーツの世界でどんな活躍を見せるのか?です。
ゾンビ軍団をトレーニングするのは、「落ちぶれた元スター選手」のダメ親父で決まりです。もちろん人間のね。そいつがひょんなことからチームの監督をやるハメになってですね、最初はブーブー文句ばっか言ってんだけど、次第にゾンビたちとの絆を深め(笑)。ついにはそのポテンシャルに気づいて、「・・・コイツら、イケるかもしれない」(笑)。
ま、「斬新」かどうかはともかく(笑)、ちょっと面白いと思うんですけど、どうでしょう。

ちなみにここまで読んで「ゾンビのラブストーリーは?」なんてアイデアを思いついた方もいるかもしれませんが、それは残念ながらあるんですねー。
『ウォーム・ボディーズ』(2013)っていう映画が、ゾンビの男の子と人間の女の子が恋に落ちる話です。これ、個人的に好きな作品なのでオススメです。

それではまた。