大型連休も終わってみるとあっという間でしたね、結局。
新川です。どうも。
連休中、買い物をしに久しぶりに街の大きなショッピングモールへ行きました。
ショッピングモールって、意外と映画的な空間なんですよね。こう、1階から2階が吹き抜けになってる広場とか。上り下りがすれ違うように設置されたエスカレーターとか。
アメリカ映画の、とくにサスペンスやアクションものの舞台としては定番と言っていいかもしれません。休日の買い物客で賑わうショッピングモールの中で密かにヤバい取引が交わされる、あるいは大乱闘が起きる。そんなシーンを、映画ファンの方なら潜在的に何度も目にしていると思います。
きっとクラシックな映画の話法なんでしょうね。「平和で豊かな暮らし」の象徴とも言うべきショッピングモールの中で不穏な出来事が起きるという・・・画作りの面でもアクションシーンを演出しやすいロケーションですし。
ショッピングモールを舞台にしたシーンでぼくが好きなのは、「敵に囲まれた主人公の脱出劇」です。
わけあって命を狙われるハメになった主人公が、わけあってショッピングモールへ行くと(笑)、そこに武装した追っ手たちがやって来ます(「手分けしてヤツを探すんだ。見つけ次第殺せ」)。追っ手の存在に気づいた主人公は「早くここから逃げなければ」と、危なっかしい変装とかして出口を目指すんですが、果たして・・・というシーン。定番ですよね(笑)。
その後の展開は、当然「見つかって大乱闘」か「こっそり脱出に成功」のいずれかになりますが、言うまでもなく前者はアクションシーン、後者はサスペンスの見せ場に発展していきます。
でもって「行列を押しのけながらエスカレーターをかけ下りる」「ショーウィンドーに突っ込む」等々、お約束ネタの数々が繰り広げられるわけです(笑)。
そして、オプションとしてしばしば「風船を持った子供」が登場します。これもクラシックな映画的アイコンですよね。主人公は、この子供の持っている風船を上手いこと使って敵の注意を逸らします(「割る」「風船の束に隠れる」)。で、風船を奪われた子供が泣くっていう(笑)。でも、こっちは命がかかってるんだから仕方ありません。
というわけで、みなさんもショッピングモールで敵に囲まれたら風船を上手く使って逃げてください。
それではまた。