注目の新星、浦上・ケビン・ファミリーさん、アーティスト名を「浦上・想起」に変えたんですね。そういえば、井上陽水さんはデビュー前「アンドレ・カンドレ」という名前で活動していたのは有名な話。
新川です。どうも。
思い起こせば、ぼくも15年以上前、CDデビューを控えて「アーティスト名どうしよう」なんて考えてたことがありました。
いや、本名を使うことは当初から決めてたんですが、表記をどうしようかな?と。漢字表記で「新川忠」って、読み違えるひとが多いんですよ。「アラカワ」とか「ニイカワ」とかね。「忠」を「チュウ」とか。だからわかりやすく全部カタカナで「シンカワタダシ」にしようと思ったんです。スガシカオさん路線で。キダタロー路線でもいいけど(笑)。ところが当時すでに活躍していた同世代のシンガーソングライターに広沢タダシさんがいて。「ちょっとカブるな」と。
で、結局いいアイデアが他に思いつかなかったので、ド本名の「新川忠」でいくことにしました(ちなみに、つのだ☆ひろさん、ダイアモンド☆ユカイさん路線で「新川☆忠」っていうのも一瞬考えました。ほんとに一瞬でしたけど)。
でも今考えると、本名をアーティスト名に使うってけっこう大胆でしたね。それってはたから見ると「自分にスゴい自信があるひと」とも受け取れるじゃないですか。ソロ・アーティストの場合はとくに。今だったら、ちょっとためらったでしょうね。当時のぼくはまだナマイキな若僧で調子こいてましたから(笑)。
その後、大橋トリオさんが出てきたときには「ヤラれた」と思いました。音楽もさることながらアーティスト名がズルい!ソロなのに「トリオ」なんて面白い(笑)。
「そういう手もあったかー」と。今で言うと、顔見知りのクララズさんがいちおうその路線ですけど。ぼくも改名するとしたら、わざとバンドみたいな名前にしてみたいですね。
「新川忠とブルージーンズ」みたいな名前で実はソロ(笑)とか。「ブルージーンズおらんのかい」みたいな。
それではまた。