未発表音源聴き返し療法。

ふと気づきましたが、「ビタミン」と「ブタメン」って、ちょっと似てますね。
みなさんブタメンCを摂って、風邪を予防しましょう。

新川です。どうも。

そんなことはさておき。

先日、旧友のSPIRO中嶋くんから、昔一緒に作った曲の音源が送られてきました。

古いMacを処分しようとした際に見つけたそうで、「ノリでマスタリングしてみた」とのこと（サンキュー、ナカジー）。

いやぁ、懐かしかったですね。録音されてるぼくの歌声が若い（笑）。っていうか、その音源を作ったこと自体10年近く忘れていたので、むしろ新鮮でした。「こんな面白いことやってたんだな、おれたち」みたいな。残念ながら日の目を見ることなく消滅したコラボでしたが（笑）。

そういえば、かの天才プリンスは、インスピレーションを得るために自身の未発表音源（膨大な数に上る）を聴き返すことがあったそうです。

誰にも聴かれることなく、おそらく自分でさえ忘れてしまった過去の作品に触れることで、きっと新鮮な感覚を呼び覚まそうとしたんでしょうね。

そう考えると、なんだかこれって（ある程度キャリアを積んだ）ミュージシャン限定の「心理療法」みたいにも思えますね。ちょっとアイデアに行き詰まったときに有効な「未発表音源聴き返し療法」（笑）。

実際そういう側面もあるのかもしれません。「今聴くと、けっこうイケてるじゃん」とか「やっぱり未熟だなぁ、今ならもっと上手くできるのに」といった気持ちになることで、自信を取り戻したり、ヤル気が出たりってことはあると思いますから。

それこそプリンスくらい創作意欲旺盛（っていうか異常）な作り手なら、もう聴いてるそばからいても立ってもいられなくなったんじゃないですかね。そのままスタジオに1週間籠城とか（笑）。

というわけで、これを機にぼくもプリンスをマネて、自分の「未発表音源」を聴き返してみようと思ったんですけど、「未発表音源」などと言えるほどのものが、そもそもあんまりないので、これからがんばって作ろうと思います（笑）。

それではまた。